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【消防士に学ぶ】携帯用扇風機の火災事故【充電中が危ない】

防災・火災予防知識

こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回の記事は携帯用扇風機がテーマ。
いつでも風を感じられる便利なアイテムですが、どんな危険があるのでしょうか。
今回も現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに解説します。
この記事を読むことで、携帯用扇風機の危険性や注意事項が理解でき、安全に使用できるようになります。
それではレポートします。

携帯用扇風機にまつわるよくある火災とその対応は?

携帯用扇風機の火災といえば、充電中に発生する火災がほとんどです。
原因は、携帯用扇風機に内蔵されたリチウムイオンバッテリーです。
バッテリー内部がショートして異常発熱し、焼損したものと考えられます。

さらに言うと、特に火災になりやすいのは、インターネットで購入した携帯用扇風機です。
インターネットを通じて購入した一般的なものより安価な携帯用扇風機(主に中国製)の火災が多く発生しています。
火災発生後に事業者に問い合わせようとしても次のような問題があります。

  • 連絡先が不明
  • 日本国外の連絡先しか表示されていない

このような場合では、火災が多く発生したとしてもリコール等の措置が効果のないことがあります。
インターネットにより携帯用扇風機を購入する際には、何か悪いことが起きた時の連絡先が確かなことを一つの基準としてください。
このことは携帯用扇風機に限ったことではないですね。

携帯用扇風機による火災を少しでも起きにくくするためにできること

携帯用扇風機の充電の方法において、気をつけることがあります。
充電中の事故が多く発生しているため、充電は次の点に気をつけて行ってください。

  • 充電中の様子が見える
  • 体から離れた場所で充電している
  • 燃えやすいものが周囲にない

このルールを守ることにより、もしも火災が起きてしまっても、大変なことになってしまう可能性を下げることができます。
また、就寝中の充電は、特に要注意です。
先ほどのルールが守りにくくなります。

  • 寝ているから充電中の様子がわからず火災に気付けない
  • スマホと同様に充電しているから手の届く距離にある
  • 周囲に枕やふとんなどの燃えやすいものが多くある

条件的に最悪ですね。
先ほどの安全ルールをことごとく破っていて大変危険です。

携帯用扇風機のリコールは大丈夫?

製造不良により、携帯用扇風機から火災が発生することがあります。
基板上の電子部品が損傷していたために異常発熱し、焼損したような場合です。
このような場合、輸入事業者はリコールに基づく製品の回収を実施しています。

リコール製品による事故を防ぐためには、どうしたらよいでしょうか。
そのためには、あなたが使用している携帯用扇風機がリコール対象かどうかを確認してください。
もしも、リコール製品だった場合にとるべき行動は次の2つ。

  • 不具合が生じていなくても使用を中止する
  • 販売店や製造・輸入事業者に相談する

なお、リコール事例は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)のサイトで確認することができます。
「リコール情報の検索」のコーナーです。
製品名をキーワード検索してみてください。

携帯型扇風機を廃棄するときの注意事項

携帯用扇風機などのリチウムイオンバッテリー搭載製品の廃棄は注意が必要です。
燃えるごみとして廃棄すると、火災につながるおそれがあります。

  • パッカー車(ごみ収集車)の中
  • ごみ処理場

このような状況下では、リチウムイオンバッテリーが押しつぶされて発火するおそれがあります。
廃棄する際は分別方法などを含め、住んでいる自治体の指示に従って廃棄してください。

【消防士に学ぶ】携帯用扇風機の火災事故【充電中が危ない】のまとめ

携帯用扇風機の火災危険についてレポートしました。
まとめると次のとおり。

  • リチウムイオンバッテリーの内部ショートで火災になりやすい
  • ネット購入の場合は連絡先が明確なショップを選ぶこと
  • 充電中は様子が見えて体から距離があり周囲に燃えやすいものがないように
  • リコール製品かどうかNITEのサイトで確認できる
  • 捨てる時は火災になりやすいので自治体の指示に従う

どこにいても風をうけることができて涼しさをもたらせてくれる携帯用扇風機ですが思いのほか危険性を含んでいます。
不自然に安すぎる製品に飛びつくのは控え、就寝中の充電は避けるのがベターです。
信頼できる安心の携帯用扇風機はこちら。

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