こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回の記事は、救急車のボディで見かけるマークについて。
どんなマークかというとこれ。
今回の記事も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに説明します。
この記事を読むことで、救急車のヘビのようなマークが何なのか理解できます。
それではレポートします。
救急車のヘビのマークは救急医療のシンボルマークで「スター オブ ライフ」
このヘビのマークは、スターオブライフと呼ばれています。
このマークは、
などのシンボルマークとしてアメリカを中心に世界各国で広く知られているマークです。
世界だけでなく日本においても、ほとんどの消防本部が救急車にヘビのマークをつけています。
また、消防本部だけでなく、医療機関においてもヘビのマークを採用していることがあります。
どうしてアメリカではヘビのマークが救急医療のシンボルマークになったのか
アメリカを中心として、世界に広まったスターオブライフですが、どのようにして救急医療のシンボルマークになったのでしょうか。
はじまりは、1973年です。
アメリカの運輸省幹線道路交通安全局(NHTSA)と呼ばれるところで、人命救助に関わる人々の守り神として考えられたようです。
なぜこのマークが守り神として考えられたのでしょうか。
その理由はこのマークが持つ意味にあります。
スターオブライフのヘビと6本の柱が意味するものとは?
ヘビのマークの意味はこれ。
この杖のことをアスクレピオスの杖と呼びます。
アスクレピオスとはギリシャ神話に登場する医学の神です。
太陽神アポロンの息子で、ケンタウロスのケイロンから医術を教えられました。
死人まで生き返らせてしまう名医になったそうです。
しかし、死人を生き返らせるという行為は、死者の国のハデスの怒りをかってしまいます。
ハデスの要求を受けた雷神ゼウスによって、アスクレピオスは雷で焼殺されてしまいました。
後にアスクレピオスは復活させられて、オリュンポスの神々の仲間入りを許されます。
医学の神として人々の崇拝を受けることになりました。
医神となったアスクレピオスが持っていた杖こそが、アスクレピオスの杖です。
これが、この杖の由来です。
また、6本の柱の意味はこれ。
スターオブライフの6つの行動を示しています。
見たらわかるとおり、この6つの行動は救急隊の行動に限ったものではありません。
【スターオブライフ】救急車のヘビのようなマークは何?のまとめ
救急車のボディに描かれているヘビのマークについてレポートしました。
まとめると次のとおり。
あなたがバイスタンダー(救急現場に居合わせた人)になった場合、スターオブライフの6つの柱を思い出すことで、適切な対応ができます。
コメント