こんにちは、TEAM WEBRIDです。
消防士は、公務員ということで収入が安定しており、また、カッコよさも相まって非常に人気の職業となっています。
人気ということは、採用試験でのライバルは多く、採用試験の合格が難しい職業でもあります。
そこで今回の記事では、年代別の消防士になるためのアドバイスをテーマとして解説します。
今回も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとにレポートします。
この記事を読むことで、子供を消防士に就かせるためのヒント、自分が消防士になるためのヒントが見つかるでしょう。
【消防士になるための勉強】消防士になりたい小学生向け

小学生の間は、公立じゃないとダメ、私立じゃないとだめといったような、難しい話は一切ありません。
現役消防士たちも、小学生のころから消防士になるための英才教育を受けてきたわけではありません。
ただ、消防士にはある程度の共通点があります。
共通点の中で小学生の頃に影響するものといえば、
性格が、陰か陽かといえば確実に陽の性格です。
また、人と接することが苦手という人も少ない。
24時間の共同生活をするので当然といえます。
体力勝負の消防士、体を動かすことが嫌いな人も少ない。
これらのことを考慮すると、小学生の頃に必要なことが見えてきますね。
つまり、
といったところです。
何も難しくない、普通のことを普通にできればいいだけ。
また、当然のことですが、勉強することの基本を学ぶのも小学生です。
消防士も公務員、公務員採用試験の勉強は避けては通れません。
しっかり勉強も頑張ってください。
と、ここまでは、ありきたりな内容です。
この先が本題。
小学生の間に身につけて欲しいこと。
それは、「人の話を正しく聞いて内容を理解する」ということ。
当たり前のことなのに、これができない人が多い。
人の話をきちんと聞けない人が増えています。
人の話をきちんと聞くことができない人は、消防士には不要です。
隊長の指示を聞かずにチームワークを乱されると、他のメンバーの命に関わります。
そのような人は、そもそも採用試験に受かりません。
小学生の間は、先生や親の指示をしっかり聞ける子供になるように意識して子育てする必要があります。
【消防士になるための勉強】消防士になりたい中学生向け

中学生になると、ある程度キャラクターができあがっていると思います。
小学生で身につけて欲しい、
といったキャラクターになっているでしょうか?
では中学生になると、さらにどのようなことを意識する必要があるかというと、
”部活を頑張る”
これに尽きます。
難しいことではありません。
中学生が、消防士になるために部活を頑張る理由はたくさんあります。
ある意味、消防士の仕事は部活動のようなものです。
かなり部活動に近いものがあります。
そして、部活動を頑張る最大の理由、それが
”面接試験のネタになり好印象”
ということ。
これが大きい。
面接官たちも消防士です、みんな何かしらの運動部に所属していた人たちばかり。
そんな人たちからしたら、部活もやっていないような受験生、印象最悪です。
「部活やってないの?キツイ練習を乗り越えてきていないと、訓練もたないよ」
と心の中で思います。
合否に影響します。
このことからも、部活を頑張ることがいかに重要かわかりますね。
もちろん、勉強をおろそかにしてはいけないのは当然です。
何度も言いますが、体力試験だけでは受からないのが消防士採用試験です。
勉強を怠ってはいけません。
また、中学3年生になり受験が近づいてくると、高校の選択に悩むところです。
高校卒で消防士になるのか、大学卒で消防士になるのか、または専門学校を出て消防士になるのか。
選んだ消防士へのルートにもよりますが、可能な限りレベルの高い高校へ行くべきです。
そのほうが今後の選択肢が広がるからです。
高校在学中、やっぱり大学を出てから消防士になろうと思っても、大学進学ができないようなレベルの高校では手遅れです。
就職するまでのルートの選択肢を狭くすることがないよう、できるだけレベルの高い高校に進んでください。
【消防士になるための勉強】消防士になりたい高校生向け

高校生になっても基本的には中学校と同じです。
部活動を頑張ること。
理由は中学生と同じ。
「部活は勉強のじゃまに・・・」
なんて言っているような、ゆとりのない人は消防士になることは諦めてください。
消防士になっても、体を作りながら日々勉強です。
さて、ここからは選択肢が大きく広がります。
例えば、大学へ行かない場合は次のような感じ。
大学へ行く場合は、大きく分けて2パターン。
大学へ行くパターンは次の項目で詳しく説明するので、高卒で消防士になる話に戻ります。
高卒ですぐ消防士に受かる人は多くない。
やはり試験が難しいから。
中には、高校に行きながら公務員専門学校に通う人もいるぐらいです。
高校卒ですぐに消防士になりたい人は相当な努力が必要です。
消防士採用試験の勉強を段階的に分けるとすると、次の3段階でしょう。
難易度が高い順に、
高校生から消防士になるには、①の独学でというのはハードルが高すぎます。
選択肢から外してください。
とりあえずは公務員専門学校にお世話になるのが間違いありません。
通える範囲に公務員専門学校があるのであれば、親に頼んで通わせてもらいましょう。
本気度を見せるためには準備が必要です。
ある程度の資料を集め、比較検討したけど、この学校が一番自分に合うと思うと説得すべきです。
お金がかかるものの、親としても子供が公務員になってくれれば一安心です、きっとあなたの力になってくれるはず。
近くに公務員専門学校がないという人も、安心してください。
主要な公務員専門学校は、通信教育を行っています。
学校への往復時間が不要な分、通信教育の方が通うよりも効率が良い場合もあります。
公務員専門学校のお世話になることが、高校卒で消防士になる一番の近道です。
公務員試験のプロに任せましょう。
具体的な公務員専門学校については、次の大学生向けの項目で説明しています。
話しを戻しますね。
大学へ行く人は、どんな学部のどんな学科に行くか迷うと思います。
しかし、選択肢は2つのみ。
救急救命士の資格が取得できるか、そうでないか。
大学卒の消防士採用試験には、学部学科のこだわりは一切ありません。
どこでも大丈夫。
ただ、唯一の違いが出るのは、救急救命士専用の採用試験を設けている消防本部があるということ。
このような立場の人は、救急救命士の資格を取れる大学を選ぶのがベター。
そうでない人は、大学を卒業できる程度の勉強ができる興味のある学部を選んでください。
学部の違いによる消防士採用試験の受かり方の違いはまったくありません。
\救急救命士の制度について詳しく知りたい人はこちらの記事/
【消防士になるための勉強】消防士になりたい大学生向け

大学へ進学したということは、大学卒枠で消防士採用試験を受けるということになります。
ちなみに、大学院卒の人向けに消防士採用試験の枠を設けている消防本部は聞いたことがありません。
ないはずです。
あったら教えてください、詳しくリサーチします。
勉強方法は、基本は高校生と同じで次の3パターン。
大学生になってくると、大学に受かる程度の頭脳を持ち合わせているということもあり、①の独学による合格者も一定数います。
独学といっても、基本的には市販の参考書のお世話になる感じです。
ひたすら参考書をやっつけます。
種類は多ければ多いほどベター。
もちろん、一冊に対して一度解いたら終わりというわけではなく、回数もこなしましょう。
優秀な人は、勉強量が違います。
圧倒的な勉強量で独学であっても合格ラインまで知識を蓄えるでしょう。
市販の参考書も、筆記、面接、小論文ごとにさまざまな種類の参考書が存在します。
なお、次のような参考書があるので参考にしてください。
気をつけて欲しいのは、①独学により合格できるのは、それなりの大学に合格している人たち。
例えば国立大学又は国立大学と同レベル以上の私立大学に合格したような人たち。
このようなレベルの人たちは、独学による勉強でも十分合格ラインに到達します。
それ以外の人たち、つまり国立大学又は国立大学と同レベル以上の私立大学には合格できないような人たちは、独学での合格はハードルが高くなります。
やはり、確実に合格して無駄な1年を過ごさないためにも、公務員専門学校のお世話になることが一番確実です。
せっかくストレートで大学に合格したのに、消防に入って年下の新卒者と同期になるのは悔しいですからね。
通信制にするか、校舎への通い制にするかは、土地柄の問題やお金事情もあるでしょうから自分の状況を考慮して判断するといいですが、もしも選択が可能なら、通う方がモチベーションの継続というメリットがあります。
1人でする努力は継続が難しいものですが、公務員試験合格という同じ目的を持った仲間がいると、勉強や筋肉トレーニングを継続しやすくなります。
ちなみに、主要な公務員専門学校は次のとおりです。
それぞれの公務員専門学校が通信講座を用意しているので家の近くになくても大丈夫。
どの学校も消防官コースを設けていたり、無料ガイダンスを設けていたり、金額もマチマチだったりで悩むと思います。
学校選びの最後はフィーリングになると思います。
どの学校も無料資料請求を用意してくれているのでとりあえずは資料を集め、資料を見てフィーリングの合う学校を選んでください。
とは言ってもすべての公務員専門学校から資料を請求するなんて非効率です。
多くの消防士と接している消防士ドットコムとしては、上から2つのクレアールとLEC東京リーガルマインドがおすすめ。
公務員専門学校について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
試験対策の観点から離れますが、大学生活では社会勉強をしっかり行い、人間的な成長も目指してください。
せっかく大学を出ても、高校卒と人間性の成長の違いがないと意味がありません。
消防本部の採用担当者が大学卒に求めるのは、高校卒にはない視野と価値観の広さです。
部活、サークル、バイトなど、社会とつながる4年間を送り、人間性を伸ばしてください。
【消防士になるための勉強】消防士になりたい社会人向け

社会人になると、仕事があるために学生よりも自由な時間が減り、消防士合格へのハードルはさらに高くなります。
また、何と言っても最大のハードルは、年齢制限というタイムリミットが近づいてくるということです。
消防士の仕事は、縦社会です。
縦社会の仕組みを維持するため、また若いエネルギーを必要とするため、採用試験の受験に年齢制限を設けています。
高校卒では25~27歳程度。
大学卒では27~29歳程度が一般的です。
ある程度年齢を重ねている人は、希望する消防本部の上限が何歳か、一度調べた方がベターです。
消防本部のホームページか、その消防本部を運営する自治体のホームページを探せば見つかります。
\全国の消防本部のホームページはこちら/
社会人の人でも、【大学生向け】の項目で説明したとおり、一定以上の学力があれば消防士採用試験の合格は見込めます。
しかし、年齢的にタイムリミットが近づいており、確実に合格したいという場合は、やはり公務員試験の専門学校のお世話になるのが確実です。
なんといっても採用試験対策のプロですからね。
一定の学力を備えておらず、勉強に自信がない社会人は、独学で合格してやろうという無謀な挑戦は避けた方が無難です。
学生の時でさえ継続できなかった勉強です、消防士を目指すためなら頑張れるなんてただの空想です。
ただでさえ忙しい社会人、仕事をしながら消防士採用試験の勉強時間を確保するのは並大抵のことではありません。
給料が安く、自分で生活しながら公務員専門学校の月謝を払うなんて無理という人は、社会人としての信頼があるでしょうから、銀行でローンを組んででも公務員試験の専門学校のお世話になるべきです。
消防士(公務員)に合格すれば、そんなローンはすぐに返済できます。
間違っても、消費者金融ではお金を借りないようにしてください、銀行が間違いありません。
このような不安がある方は、公務員専門学校のお世話になってください。
あとはプロの指示に従って効率よく勉強するのみです。
いつから始める?消防士になるための勉強【年代別勉強の仕方】のまとめ

消防士になるための勉強について、年代別攻略法をレポートしました。
まとめると次のとおり。
高校や大学に合格するため塾に通っていましたよね、なぜなら塾に通った方が高校大学に受かりやすいからです。
消防士採用試験に合格したいなら、同じく塾(公務員専門学校)に通うのがベターです。
現役消防士達がお世話になったの公務員専門学校はこちら、まずは無料の資料請求から。
合格するためには行動あるのみ、早い段階から継続的に勉強して合格を勝ち取ってください。
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