【パワハラ】消防士のいじめ問題、動き出した対応策とは???

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消防士のパワハラについてこの記事を読んだらわかること

今回の記事では、消防士の世界に潜む闇、ハラスメント問題についてレポートします。

何十年も前から問題視されていたものの、決定的な解決策はなく、いじめを問題に退職した職員は数え切れません。

そんな中、平成29年7月に、総務省消防庁から全国の消防本部へ、ハラスメントを解決するための対策を盛り込んだ通知が出ました。

総務省消防庁は、どのような対策で、全国の消防本部からハラスメントを解決しようと試みたのでしょうか。

今回も、現役消防士や、消防職員OBへの取材をもとに、レポートします。

この記事を読むことで、消防士の世界がどのようにハラスメントの根絶を目指しているかが理解できます。

総務省消防庁についての詳細はこちら

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消防士のパワハラ問題:総務省消防庁が示したハラスメント等への対応策

消防本部では、総務省消防庁の通知のもと、次のような対策をとることで、ハラスメントの根絶に取りかかっています。

  • トップの意志の明⽰化
  • 内部規程の策定
  • ハラスメント等撲滅推進会議の開催
  • ハラスメント等通報制度の確⽴
  • 研修等の実施
  • ハラスメント相談窓⼝の設置
  • 懲戒処分基準の策定懲戒処分の公表基準の策定

それぞれ説明します。

トップの意志の明⽰化

平成29年5月24日に開催された第69回全国消防長会総会において、全国の消防長の総意でハラスメント防止宣言がなされました。

この後、各消防長は、自分の消防本部においても、ハラスメント防止宣言を行いました。

組織をあげて、ハラスメントを防止するためには、まずはトップが方向性を示すことで、

組織全体でハラスメントを撲滅する方向へ動き出すぞ!!!

という意思の明示を行いました。

このハラスメント防止宣言の中では

  • 組織を挙げてハラスメント防止に取り組む方針等の明確化及び周知徹底
  • ハラスメントの防止及び解決のための体制整備
  • 研修等の充実を通じたハラスメントに関する職員教育の徹底

などを盛り込んだものとなっています。

内部規程の策定

消防本部は、ハラスメントの防止、排除及びハラスメントに関する問題への対応について必要な事項を定めた内部規程を策定しています。

この内部規程は、ハラスメント全般に関するマニュアル本みたいなものであり、ハラスメントに困ったときは、とりあえずこの規程を見れば、手掛かりが見つかるといったものとなっています。

ハラスメント等撲滅推進会議の開催

ハラスメントを撲滅するための施策の企画を行う会議です。

ハラスメントの事案が発生した場合における再発防止措置案の策定なども行います。

この会議は、消防長を委員長とした会議となっており、年に2回の開催を定例としています。

ハラスメント等通報制度の確⽴

消防本部の中に、ハラスメント等の通報を受ける、部署または担当者を設けることとしています。

ハラスメント等を目撃、把握してしまったときに、うやむやにすることなく、どこに連絡をしたらよいのかを明確にしたものです。

研修等の実施

ハラスメントを防止するためには、

  • どのようなことがハラスメントになるのか
  • 何がダメで何が良いのか
  • ハラスメントにあたる認識は受け手の中にあること
  • ハラスメントを見て見ぬふりすること自体がハラスメントになること

といった正しい知識を職員全員が持つことが重要です。

そのために、ことあるごとに外部講師などを招き、研修を実施し、ハラスメント関する知識を勉強しています。

ハラスメント相談窓⼝の設置

ハラスメントと断定できないから通報の段階まではいかないものの、ハラスメントなのかどうか相談したいときの相談窓口として、消防本部内にハラスメント等相談窓口を設置しています。

また、消防本部内での相談が適さない場合のために、

  • 市町村の人事部署
  • 都道府県にある防災課
  • 総務省の消防庁 消防救急課

への相談が可能な制度を構築しています。

懲戒処分基準の策定

もともと各消防本部では、懲戒処分の基準を定めた基準を設けています。

その基準に基づいて、懲戒処分の内容を決定しています。

その項目の中に、ハラスメントに関する項目が今までなかった本部は、正式にハラスメントの項目を追加することになりました。

ハラスメントをすると、このような懲戒処分の対象であるということを明確にすることで、ハラスメントの抑止力になることが狙いとなっています。

懲戒処分の公表基準の策定

ハラスメントの抑止力を強めるためには、懲戒処分の策定だけではなく、懲戒処分を受けた際は、どのようにマスコミ等の外部へ公表を行うかについても明文化する必要があります。

そのため、懲戒処分の公表基準についても、きちんと策定しています。

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消防士のパワハラ問題:総務省消防庁の対応

ハラスメント防止のための対応策を全国の消防本部へ通知するだけでなく、

  • ハラスメント研修テキストの作成
  • 地域ごとに幹部職員向け説明会を実施し、取組促進の働きかけ
  • 実施状況調査を実施

などを実施し、全国の消防本部からハラスメントを防止するように努めています。

先ほど説明した、消防庁ハラスメント相談窓口もその一つです。

市町村や消防本部の「ハラスメント等通報窓口」には通報しにくい、または、通報したが適切に対応してくれなかったなどの場合に備え、平成29年7月4日に設置されています。

総務省消防庁の消防・救急課内の専用回線で対応しています。

対象者は、ハラスメント等を受けたと考える消防職員だけでなく、その家族、上司、同僚等、幅広く受け付ける体制となっています。

相談件数は、設置から平成の終わりまでで200件を超えており、消防士のハラスメント防止に一役を担っています。

ハラスメント研修テキストは、

  • 職員用
  • 管理監督者用
  • 相談担当者⽤

と3パターンのテキストを作成しており、インターネットでいつでも見える状態です。

人事異動で新たに、消防本部の相談窓口の担当になった場合などは、頼りにされるテキストとなっています。

【パワハラ】消防士のいじめ問題、動き出した対応策とは???のまとめ

消防士の世界で起こるハラスメント(いじめ)について、総務省消防庁や、消防本部の対策についてレポートしました。

長い間、消防士の職場に見え隠れしていたいじめ問題に、国と各消防本部が本気になって動き出したことが良くわかる対応策です。

未だに消防士の世界でのいじめは、ニュースで取り扱われることがあります。

この政策が効果を出し、消防士の世界からいじめやハラスメントがなくなることを願います。

 

今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。


この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。


また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。

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