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消防士の彼氏と同棲したい!消防署の近くに住まないといけないの?

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こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回の記事のテーマは、消防士の居住地制限について。
ちまたの噂では、消防士は住む場所に制限があるようですが、実際のところはどうなのでしょうか?
実は、消防士の居住地制限は、消防士の勤める消防本部によって違いがあります。

当サイト、消防士ドットコムをよく見てくれる人は理解していると思いますが、消防士と一言で言っても、消防本部が変わればまったくの別会社です。
会社ごとでルールが異なるのは当然のこと。

具体的に言うと、居住地に関するルールは次の3パターンに分かれます。

  • 消防本部の管轄地域内に住まなければいけないルール
  • 消防本部の管轄地域または管轄地域に隣接する市町村内に住まなければならないルール
  • 消防本部の管轄に影響を受けずに住む場所を選んでも良いルール

今回の記事も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに解説します。
この記事を読むことで、消防士の居住制限について理解できます。

それではレポートします。

そもそもどうして消防士は住む場所を制限されなければならないのか?

3つのパターンを説明する前に、そもそもどうして消防士は住む場所を制限されなければならないのか。
この点について先に説明します。

現場活動を行う消防士は、24時間体制で火災出動を行う必要があるため、交代勤務を行っています。

消防士の勤務体制については、消防士ドットコム内のこちらの記事で詳しく説明しています。

交代勤務は、消防本部によって2交代制と3交代制の違いがあります。
交代勤務の詳細についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

本題に戻ります。
2交代を例にしますが、交代勤務を行っているということは、1つのグループは消防署で勤務を行い、もう一つのグループは勤務を行っていないということです。
つまり、消防署に勤務していない状態の消防士というのは次のどちらかです。

  • 自分のグループが勤務日ではない
  • 自分のグループが勤務日だが休みが割り振られた日である

この消防署に勤務していない状態の消防士は、急に呼び出しの電話がかかってきて、消防署へ出勤する場合があります。
その理由はこちら。

  • 消防署で勤務を行うグループの消防士が急に休み、勤務すべき消防士の数が足りない
  • 大規模な災害が発生し、勤務を行っている消防士の数だけでは災害に対応しきれない
  • 複数の災害が同時に発生してしまい、消防士の数が足りない
  • 一定規模以上の震度のある地震の発生(本部により異なる)

他にも様々な理由で、消防士は本来仕事の日ではなかったとしても、消防署へ出勤することがあります。

このような場合、消防署へ急いで出勤しなければなりません。
なぜなら、困っている市民、今にも死にそうな市民が待っているから。

それなのに、応援として消防署へ駆けつけるはずの消防士が

「呼び出しですか、わかりました、すぐに準備して家を出ますが、距離が遠いので到着は2時間後です!」

なんてことになると、消防行政の市民サービスが低下してしまいます。
そのため、急な呼び出しにも早急に勤務先の消防署へ駆けつけることができるように、居住地を制限しているわけです。

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パターン①消防本部の管轄地域内に住まなければいけないルール

まず、一つ目のパターンは、消防本部の管轄地域内に住まなければいけないパターンです。
比較的、管轄エリアの面積が広い田舎の方の消防本部に見られやすい居住地ルールです。

理由は明白です、管轄地域が広いため、管轄地域外に住まれると、急な呼び出し時に消防署への到着が相当遅れるためです。
このような地域の消防本部では、通勤に自家用車を使用してることがほとんど。

「車で通勤できるなら、そんなに遅れることはないんじゃないの?」

との考えも浮かびますが、管轄地域の端から端が50キロメートル以上ある消防本部はザラにあります。
高速道路があるわけではありません。
田舎道で信号が少ないとしても通勤に1時間以上はどうしてもかかってしまいます。

このような事情を考慮し、管轄地域内への居住をルールとして定めています。

パターン②消防本部の管轄地域又は管轄地域に隣接する市町村内に住まなければならないルール

2つ目のパターンは、消防本部の管轄地域又は管轄地域に隣接する市町村内に住まなければならないルールの説明です。

このパターンが多くみられるのは、パターン①ほど田舎ではない地域、例えば中核市程度までの消防本部に多くみられる居住地制限ルールです。

中核市の規模だと、通勤に自家用車を使用できる消防本部がほとんど。
ただ、中核市規模になってくると、パターン①の田舎エリアほどは管轄地域が広くはありません。
そのため、管轄地域又は管轄地域に隣接する市町村ぐらいまでなら、急な呼び出しにも自家用車でかけつければ、それなりの時間で通勤できるわけです。

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パターン③消防本部の管轄に影響を受けずに住む場所を選んでも良いルール

最後のパターンは、消防本部の管轄地域に影響を受けずに済む場所を選んでも良いパターン。
このパターンを選んでいる消防本部の事情はさまざま。

  • もともと居住地制限のルールが作られないまま現在に至る
  • 消防本部の規模があまりにも小さく、人を集めても消防車両がなく災害対応できない
  • 消防本部の規模があまりにも大きく、同一消防本部内の応援で事が足りる
  • 管轄エリアが島などの得意事情があり管轄地域外に住むことが現実的ではない

これらのほかにも、日本には724本部もあるため、複雑な理由により居住エリアに制限を求めていない本部はあるはずです。

消防士に学びたい

消防士の彼氏と同棲したい!消防署の近くに住まないといけないの?のまとめ

消防士の居住地制限についてレポートしました。
まとめると次のとおり。

  • 消防士といっても消防本部が異なると居住制限ルールは異なる
  • 居住制限ルールは消防本部によりバラバラ
  • 消防本部の管轄地域内に住まなければいけない消防本部がある
  • 消防本部の管轄地域または管轄地域に隣接する所に住まなければならないこともある
  • 消防本部の管轄に影響を受けずに住む場所を選んでも良い消防本部もある
  • 比較的に田舎の消防本部は管轄内に住まないといけない傾向が強い
  • 比較的に中核市の規模の消防本部は管轄又は隣接した市町村に住むルールが多い
  • 消防本部の事情によりさまざまな理由で居住制限のない消防本部もある

傾向について説明しましたが、あくまでも原則を述べたままです。
原則には例外がつきもの。

もしも、彼氏との同棲を考えている彼女さんがこの記事を読んでいるのであれば、彼氏が勤める消防本部のルールを確認するのが間違いのない方法です。

彼氏が教えてくれない、聞きにくいらしい、などの事情があるのであれば、消防本部の総務課、消防総務課、消防企画総務課といった部署に問い合わせてください、すぐ教えてくれます。

最初にも述べましたが、消防士といえども、消防本部が変われば全くの別会社です。
それぞれの消防本部に合わせた生活が求められます。


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