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【市民目線】相談が多い救急車の6つの不思議を解説【悩み解決】

救急業務

今回は、救急車に関する疑問について6点レポートします。

救急車の出動件数は年々増加しており、救急車の適正利用が頻繁に広報されています。

街中でも見かける機会の多い救急車について、みんなが疑問に思っていることに注目してみました。

今回の記事も、現役消防士の方や消防職員OBの方々からの調査結果をもとにレポートします。

救急車の不思議:現場からなかなか出発しないのはどうして?

急いで病院に行く必要があるために呼んだはずの救急車なのに、なかなか出発しません。

じれったいほどに。

それはなぜでしょうか。

それは、「病院選定」に戸惑っているからです。

「病院選定」というのは、搬送先の病院を決めることです。

ただ、救急隊が患者の症状により、適した病院を一方的に決めるわけではありません。

搬送を受け入れる側の病院が、受け入れ可能の意思表示をしないと、搬送を開始できません。

病院への連絡は、救急隊が電話で行います。

「この症状ならこの病院だ!」と狙いを定めて電話をしますが、病院側も、ドクターの都合や、ベッドの空き状況などを勘案して受け入れ可能かどうかを判断するため、なかなか搬送先病院が決まりません。

これが、救急車がなかなか出発しない理由となっています。

救急車の不思議:救急車なのに、走るスピードが遅い時があるのはどうして?

救急車は、さまざまな症状の患者さんを搬送します。

救急隊や、救急救命士にできる治療は限られています。

あくまでも、患者の病気を治すのは、ドクターです。

では、救急隊にできることは?

それは、患者の痛みを和らげつつ、病院まで搬送することです。

患者の中には、神経の病気などで、救急車の走行する際のかすかな振動でさえ、激痛が走るような人もいます。

そのような患者を搬送するときは、救急車の走行スピードは、道路の段差を拾いにくいようにゆっくりと走行することがあります。

救急車の不思議:救急車で搬送されたら混んでいる時でも早く診察してもらえる?

結論から言うと、答えはNOです。

いくら救急車で搬送されたからといっても、症状が軽ければ後回しにされます。

さらに言うと、救急車の適正利用が積極的に広報されているこの時代に、こんな軽い症状で救急車を呼んだ人だと搬送先の病院スタッフに認識され、接遇がきつくなる可能性さえあります。

みなさんも、看護師さんからきつい仕打ちを受けないためにも、救急車の適正利用を心がけましょう。

しかし、年配の方や、小児・乳児などは、たいしたことないと思っていた症状が、後々深刻な症状に発展する可能性があります。

そのような、救急車を呼ぶべきかどうか迷った時に役立つのが、総務省消防庁が開発したアプリです。

このアプリは、病気になったとき、症状を質問に答えて入力していくことで、緊急度の判定を行い、救急車を呼ぶべきなのか、そうでないのかの判断や、症状に対応し、その時に利用できる医療機関や、受診方法を教えてくれるアプリとなっています。

救急車を呼ぶべきかどうかの判断が必要になった時のために、インストールしておいてください。

救急車の不思議:近所の人に恥ずかしいからサイレンを鳴らさずに来てくれる?

結論から言うと、答えはNOです。

救急車は、緊急性がある患者を搬送するため、赤色灯を回転させ、サイレンを鳴らし、緊急走行を行って現場に向かいます。

言い換えると、

患者の家族
患者の家族

やばい!!やばい!!大変だから早く来て!!

という状況のために呼ばれることが、救急車の適正利用です。

サイレンを鳴らさずに来てほしいということは、急いで来なくてよいということです。

つまり、緊急性は低く、救急車の適正利用とは考えにくい。

これが、サイレンを鳴らさずに、救急現場まで行くことはできない理由です。

なお、サイレンを鳴らさずに行くことはできないことを伝えると、ほとんどの通報者が、救急車の要請を断るそうです。

救急車をタクシー代わりに利用しようとしていたと思われても、仕方がないですよね。

救急車の不思議:救急車の後ろを家族は車でついて行ってもいいの?

これも、結論から言うと、答えはNOです。

救急車は、緊急車両としての登録をしています。

道路交通法に定められた緊急走行のルールに従って、赤信号での交差点進入や、制限速度の緩和(一般道では80Km/hまで)が認められています。

いくら、家族が救急車で病院に運ばれるような状況下であったとしても、一般の車両は、道路交通法に従わなければなりません。

一般の車両が、救急車について走行するということは、多くの道路交通法違反を繰り返し、危険を伴う走行をすることになりますので、救急車の後ろについて病院へ向かうことは、絶対にしないでください。

救急車の不思議:救急車に乗っている人でネズミ色の服を着ている人は誰?

一般的な消防士は、紺色の活動服を着ています。

紺色の活動服の上に、水色の感染防護衣を着ている姿は、テレビなどでよく見かけると思います。

本部によっては、救助隊と救急隊の兼務制をひいている本部もあるため、オレンジ色のレスキュー服の上に、水色の感染防護衣を着て、救急車に乗っている消防士もいます。

救急隊の活動をテレビで見ていると、上着はみんな水色の感染防護衣を着ているものの、ズボンの色が、紺色でも、オレンジ色でもない、ネズミ色のズボンを履いている救急隊員を見かけると思います。

この人たち、水色の感染防護衣の中も、ネズミ色の上着を着ているわけですが、救急隊の中でも、救急隊員の上位に位置付けされる「救急救命士」という資格を持った消防士です。

救急救命士の資格を取得すると、一般の救急隊員よりも、より高度な救命措置などが実施可能になります。

したがって、階級が上の隊長よりも、階級が下の救急救命士のほうが、患者に対する救命措置では指導権を握ります。

そのため、病院に搬送した時の病院スタッフへの引継ぎなどにおいても、隊長ではなく、救急救命士が行うことが多くなります。

となると、病院スタッフ側も、ネズミ色のズボンを履いた消防士に接触すれば引継ぎを受けることができるということを認識します。

引継ぎがスムーズになるわかりやすいメリットですね。

\消防士に関係した資格について詳しく知りたい方はこちらの記事/

【市民目線】相談が多い救急車の6つの不思議を解説【悩み解決】のまとめ

救急車について、普段みなさんが疑問に思っていることを6点ほどレポートしてみました。

気になっていた点はスッキリしたでしょうか。

まだまだ、気になる点は多くあると思いますので、今後も随時追加していきたいと思います。

\準救急隊員について詳しく知りたい方はこちらの記事/

今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。


この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。


また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。

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