【消防士の交代勤務】2交代制と3交代制の仕組みの違い【徹底解説】

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消防士の交代勤務ってどんな仕組み?2交代制と3交代制の違いも知りたい

こんにちは、TEAM WEBRIDです。
この記事では、24時間勤務があるという消防士の勤務体制について解説します。
休みが多いというウワサも耳にしますが、実際はどうなのでしょうか?
また、消防士の24時間勤務には2種類の勤務体制が存在します。
2交代制3交代制です。
消防本部によって、どちらかの勤務体制を選択し、消防本部全体で同じ勤務体制をとっています。
今回の記事も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに解説します。
この記事を読むことで、消防士の世界の交代勤務の仕組みが理解できます。
消防士の彼氏をもつ女の子は、彼氏のウソを見破ることができるかもしれません。
それではレポートします。

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消防士の交代勤務(2交代制と3交代制)の仕組みを理解するための基礎知識

交代勤務の仕組みを知るためには、一般的な日勤勤務の公務員がどのような勤務時間で仕事をしているのかを理解する必要があります。
なぜなら、交代勤務といっても、あくまでも毎日勤務の勤務時間をベースに変則勤務を行っているからです。
毎日勤務の勤務時間を理解することで、交代勤務の仕組みが理解できるようになります。

消防士の毎日勤務の1週間の勤務時間を理解する

毎日勤務というのは、月曜日から金曜日までの、8時30分から17時15分まで仕事を行う勤務です。
この際、昼食時の12時から13時の間は、休憩時間として、勤務時間から除かれます。
午前中は、8時30分から12時までの3時間30分働きます。
午後からは、13時から17時15分までの4時間15分働きます。
つまり1日あたり、7時間45分(465分)働く必要があるということです。

1週間だと5日働くので、38時間45分(2325分)働きます。
ここまではあたり前の計算ですよね。
勤務日は5日(月・火・水・木・金)、休みの日は2日(土・日)です。
消防士の世界では、この休みの日のことを公休日、や週休日と表現します。

消防士の2交代制を理解するための基礎知識

2交代制を理解するためには、4週間分の勤務時間を知る必要があります。
どうして3週間や5週間でなく、4週間なのかという謎は後で理解できるので、今はそっとしておきます。
1日あたり、7時間45分(465分)働く必要があります。
1週間だと5日働くので、38時間45分(2325分)。
これが4週間となると、155時間(9300分)です。
28日ある4週間のうち、20日働き、8日休みます。
これも当たり前の計算ですね、計算はややこしいけど、考え方はシンプルです。

消防士の3交代制を理解するための基礎知識

3交代制を理解するためには、今度は3週間分の勤務時間を知る必要があります。
どうして2週間や4週間ではなく、3週間なのでしょうか?
この理由も後で理解できるので、今はそっとしておきます。
1日あたり、7時間45分(465分)働く必要があります。
1週間だと5日働くので、38時間45分(2325分)。
これが3週間となると、116時間15分(6975分)です。
21日ある3週間のうち、15日働き、6日休みます。
普通のことですよね。悩むことはないはずです。
この知識をもとに、2交代制と3交代制の仕組みをそれぞれ説明します。

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【消防士の交代勤務】2交代制と3交代制の仕組みの違い~2交代制の仕組み~

2交代制勤務というのは、交代勤務を行う消防署のメンバーが2つのグループに分かれています。
それぞれを1係2係と表現することが一般的です。
この1係、2係がそれぞれ24時間ずつの勤務を行っています。
勤務の開始時間は朝の8時30分。
勤務の終わる時間は次の日の朝の8時30分です。
1回仕事に行くと24時間働いたように見えますが、実は違います。
17時15分までは、毎日勤務と同じ時間働いています。

では、17時15分以降はどうでしょうか?
勤務時間は次のとおり。
18時45分から24時まで勤務につき、5時間15分働きます。
24時(0時)から翌朝6時まで仮眠を取ります。
翌朝6時から8時30分まで2時間30分働きます。
合計7時間45分です。

7時間45分といえば、先ほど説明した、毎日勤務の勤務時間と同じですね。
24時間勤務の中の休憩時間について復習します。
次の休憩時間が、勤務時間から除かれています。

休憩時間
  • 12時から13時の1時間
  • 17時15分から18時45分の1時間30分
  • 24時から翌朝6時までの6時間

合計8時間30分は休憩時間です。

日中の勤務時間(7時間45分)+夕方から翌朝にかけての勤務時間(7時間45分)+24時間勤務内の休憩時間(8時間30分)=24時間です。
先ほど、1回仕事に行っても24時間働くわけじゃないと言いました。
交代勤務者は、毎日勤務者が1回仕事に行って働く7時間45分を、2回分(15時間30分)働いているということです。
では、実際の勤務サイクルを見てみます。
とある年の月です。
あなたは、1係に配属になったとします。
奇数日はあなたが仕事に行く日です。
仕事に行く日を当番日、仕事明けの日を非番日と呼びます。
当番、非番と略すこともあります。
当番日を、当務日、勤務日と呼ぶこともありますが、同じ意味です。

4週間(28日)のうち、何日働きますか?
半分なので14日ですね。
しかし、交代勤務を1日行うと、毎日勤務を2回分働いたことになると先ほど説明しました。
つまり、交代勤務者が14回仕事に行くといことは、毎日勤務者が28日働いているということになります。
おかしいですよね。
土日替わりの休みがないですね、働きすぎです。
毎日勤務者の土曜日と日曜日になるはずの休みが4週間だと8日必要です。
交代勤務者が1回仕事に行くと、毎日勤務者の2日分働くということは、交代勤務者が1回仕事を休むと、毎日勤務者の2日分休んだということになります。
つまり、14回の当番日のうち4回休めば、4週間のうち8日休んだ計算になります。
交代勤務者の休みの日も、毎日勤務と同様に公休日と表現したり、週休日と表現したりします。

これが、2交代勤務の基本的な仕組みです。
なお、週休日の翌日は、通常の非番日に対して、“週休非番日”と表現して、当番日の翌日の非番日と区別することが一般的です。
この4週間を繰り返していくことで、1年間が流れていきます。

見方によっては、週休日前の非番日と、週休日後の週休非番日を含めると、3連休に見えます。
4週間のうちに3連休が4回もあるように見えます。
しかし、実際は当番明けの非番日というのは、当番日の夜中の業務次第では全く眠れていないこともあるため、あくまでも4週間のうちに2連休が4回であり、一般的なサラリーマンと同じです。
ただ、若くて元気なうちは、寝不足であろうと当番明けの日から2泊3日でスノーボードに行くといった休みの使い方も可能となっています。
このあたりが、消防士は休みが多いと言われる理由ですが、まとめて働いている分、休みがまとまっているだけ。
4週間当たりの勤務時間は、毎日勤務も2交代制勤務も同じ時間です。

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【消防士の交代勤務】2交代制と3交代制の仕組みの違い~3交代制の仕組み~

3交代制勤務というのは、交代勤務を行う消防署のメンバーが3つのグループに分かれています。
それぞれを1係、2係、3係と表現することが一般的です。
この1係、2係、3係がそれぞれ24時間ずつの勤務を行っています。
勤務時間の考え方については2交代制と同じなのですが、目次からこの項目に飛んできた人のため、また、復習の意味も込めてもう一度解説します。
理解できている人は飛ばし読みしてください。
勤務の開始時間は朝の8時30分。
勤務の終わる時間は次の日の朝の8時30分です。
1回仕事に行くと24時間働いたように見えますが、実は違います。
17時15分までは、毎日勤務と同じ時間働いています。

では、17時15分以降はどうでしょうか?
勤務時間は次のとおり。
18時45分から24時まで勤務につき、5時間15分働きます。
24時(0時)から翌朝6時まで仮眠を取ります。
翌朝6時から8時30分まで2時間30分働きます。
合計7時間45分です。

7時間45分といえば、先ほど説明した、毎日勤務の勤務時間と同じですね。
24時間勤務の中の休憩時間について復習します。
次の休憩時間が、勤務時間から除かれています。

休憩時間
  • 12時から13時の1時間
  • 17時15分から18時45分の1時間30分
  • 24時から翌朝6時までの6時間

合計8時間30分休憩時間です。
昼間の勤務時間(7時間45分)+夕方から翌朝にかけての勤務時間(7時間45分)+休憩時間(8時間30分)=24時間です。
先ほど、1回仕事に行っても24時間働くわけじゃないと言いました。
交代勤務者は、毎日勤務者が1回仕事に行って働く7時間45分を、2回分(15時間30分)働いているということです。
では、実際の3交代制の勤務サイクルを見てみます。
とある年の月です。

あなたは、1係に配属になったとします。
仕事に行く日を当番日、仕事明けの日を非番日と呼びます。
当番、非番と略すこともあります。
当番日を、当務日、勤務日と呼ぶこともありますが、同じ意味です。
3交代制の場合、非番日の翌日は週休日です。
表のとおり、3週間サイクルで当番日⇒非番日⇒週休日を繰り返します。
週休日というのは、毎日勤務の土曜日や日曜日のことです。
しかし、1点だけ注意点があります。
3週間の中で、1日だけ週休日が日勤勤務になっています。
ミドリ色の網掛けの日ですね。
その理由を説明していきます。
先ほど、毎日勤務の説明の時に、毎日勤務者は3週間で、21日あるうち、15日働き、6日休むと説明しました。
2交代制勤務は4週間単位で考えると、毎日勤務者と同じ勤務時間でした。
3交代の場合、3週間に当番日が7回あります。
交代勤務の当番日が7回ということは、毎日勤務の勤務日で考えると14日分の仕事をしていると理解できます。
毎日勤務の勤務日が、3週間の中で1日足りないですね。
毎日勤務者は3週間で15日働く必要があります。
そうです、その足りない1日の勤務日を補うのが、緑色の網掛けをしている日勤勤務なのです。
3交代制勤務では、3週間の中で、6回の週休日があります。
ここで気をつけないといけないことがあります。
2交代制の場合、1回週休日があると、毎日勤務の2日分休んだことになりました。
しかし、3交代制の場合は、1回の週休日は、毎日勤務の週休日と同じで、毎日勤務の1日分しかありません。
なぜなら、週休日の翌日が当番日になるからです。
2交代制の場合は、週休日の翌日は、週休非番日ということで休みでしたよね?
だから、2交代制と3交代制で、週休日の意味が違ってきます。
この点は間違えやすいので注意してください。

ここで気になることが。
緑色の日勤勤務の日は、本来の自分の勤務するグループと違いますよね。
つまり、自分の勤務日にいつも一緒に働いているメンバーと違うということです。
この緑色の日勤勤務日、実際には仕事に行かないことが一般的です。
???
仕事の日なのに行かなくてよいとはどうゆうことか。
答えは簡単、有給休暇を利用します。
もともと別グループの人間であり、当番日のグループの勤務者だけで、人数は足りています。
だから休んでも悪影響はありません。
公務員は、年間20日の有給休暇が与えられます。
3交代の21日サイクルで1回訪れる日勤勤務です。
1年間は365日なので、1年間で17回しか日勤勤務日はありません。
20日の有給休暇で十分足りますね。
または、この日勤日を複数の職員を同時に勤務させることで、外部でのイベントなどに対応させることができます。
消防車や救急車の出動などは、もともとその日の当番日の人たちで対応可能です。
つまり、出動に影響を与えることなく、イベント等に消防職員を派遣できるというメリットがあります。
イベントだけではありません、この日勤日を使い、研修や予防査察、合同訓練などに従事することもできます。

【消防士の交代勤務】2交代制と3交代制の仕組みの違い【徹底解説】のまとめ

消防士の交代勤務について説明しました。
まとめると次のとおり。

  • 毎日勤務の勤務時間を基準に変則的に組まれている
  • 2交代制勤務は4週間単位で調整している
  • 3交代制勤務は3週間単位で調整している
  • 毎日勤務制も2交代制も3交代制も長い目で見ると勤務時間は同じ

2交代制と3交代制の仕組み違いがしっかりと理解できたと思います。
必ずしもどちらの交代勤務のほうが良いという答えは出ません。
消防士を目指している人で、2交代制か3交代制にこだわりがある人は、志望する消防本部に問い合わせてみるのがベターです。


今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。

この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。

また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。

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