消防士浪人について:この記事を読んだらわかること

今回の記事では、消防士採用試験の浪人についてレポートします。
消防士採用試験は、いつの時代でも簡単なものではありません。
新卒の合格者は少なく、複数回の挑戦を重ねてやっと合格するものです。
したがって、一回の不合格で落ち込む必要はありません。
この記事を読むことで、消防士浪人に関する情報や、合格までの道のりが明確になるはずです。
今回の記事も、現役消防士の方や消防職員OBの方々からの調査結果をもとにレポートしたいと思います。
消防士浪人について:消防士採用試験は何回受けても大丈夫

消防士採用試験では、何回落ちても、次の採用試験への悪影響はありません。
試験のたびに、その都度の総合点で合否を判定します。
規模が小さく、受験生の少ない消防本部などでは、常連の受験生の顔を覚えることもあるようです。
職員によっては

また、今年も受けに来ている、去年も落ちたのか、優秀ではない子だな
と思う人もいれば、

今年も挑戦しているな、よっぽど消防士になりたいのだな、がんばれ
と思う人と2パターンの評価に分かれるようです。
複数回の採用試験への挑戦を経験して、やっと消防士採用試験に合格する人たちがいます。
ということは、何回も不合格になったからといって、次の採用試験への悪影響が出ているとは判断できません。
受かるまで、というよりは、年齢制限にかかるまでは、何回でも挑戦しましょう。
ちなみに、

年齢制限の上限で受かる人なんて他にいないよな、同期や先輩から変な目で見られないかな?
なんて思うのは、取り越し苦労です。
消防士になる人は、一般企業を経験してからくる人もいます。
したがって、年齢制限の上限で採用されることは、目立つことでもないし、気にする必要は一切ありません。
消防士浪人について:受験料っていくら?いえいえ、無料です

受かるまで何回でも、消防士採用試験を受けやすいことの理由として、消防士採用試験の受験料が無料というのも大きいと思います。
受験生としては、合格したい消防本部にこだわりがない場合は、試験日が重なっていない消防本部ならいくらでも受験することが可能です。
しかも、その複数受験を何年でも続けることが可能です。
受験料が無料だから。
この点は、浪人してでも、消防士になる夢を追い続けやすい要因です。
消防士浪人について:採用者は新卒ばかりではない

冒頭でも言いましたが、新卒で消防士になる人は少ない。
大多数の人が、消防士浪人を経験しています。
- 一般企業に勤めながら
- 公務員専門学校に行きながら
- 本命ではない消防本部に行きながら
- 警察官を務めながら
- 自衛隊に勤めながら
- アルバイトをしながら
いろいろな人がいます。
したがって、新卒の時に、消防士採用試験に不合格になっても、

自分には無理だ !!!!!
とあきらめる必要はありません。
一回で受かる人のほうが少ない、あきらめる必要はありません。。
消防士浪人について:やはり、公務員専門学校が強い

ここまで散々、
- 新卒で落ちてもあきらめるな
- 受験料は無料だから何回でも受けろ
- 年齢制限の上限で受かっても、何も恥じることはない
- 新卒で受かる方が少ない
- 他の仕事をしながらでも挑戦しろ
と言ってきましたが、受けるだけでは受かりません。
では、一体どうしたら受かるでしょうか。
やはり、一番手っ取り早いのは、公務員専門学校に通うことです。
というのも、高校卒業程度の採用枠受験生を見ると、その成果が非常に顕著に現れます。
まず、現役高校生は、一回目で落ちます。
これは仕方ありません。
ある程度は、高校において、公務員採用試験の対策授業などを受けてはいるものの落ちます。
地方によっても異なりますが、高校生というのは、公務員採用試験に不合格が確定した時期から就職活動を行うことは現実的ではありません。
そこから大学を受験するというのは、もっと現実的ではありません。
じゃあどうするか。
そうです、公務員専門学校に行くことが自然な流れになります。
このような流れの高校生は、一年後の採用試験ではほとんどの受験生が一次試験を突破します。
一次試験というのは、筆記試験と体力試験、小論文の総合点で合否を判断しています。
公務員採用試験というのは、傾向と対策がわかりやすいのが特徴です。
公務員専門学校に勤務する若い職員が、受験生として採用試験に紛れ込んで試験問題を覚えて帰るので、過去問題も把握できます。
※公務員採用試験では、問題集の持ち帰りは厳禁となっているため、問題を覚えることで試験問題を復元します
最近は、消防本部によって筆記試験の内容が異なります。
- 昔ながらの公務員試験スタイル(一般教養などの暗記が主なもの)
- 新しい公務員試験スタイル(SPI問題のような知的能力を問うもの)
消防士採用試験の筆記試験は、1年間、しっかりと公務員専門学校で勉強をすることで、合格できるレベルです。

消防士浪人について:消防士採用試験に合格しない人の共通点


消防士採用試験は難しくて受からない !!!!!
と言っている人の共通点を次にあげます。
- 公務員専門学校に行っていない
- 消防士採用試験の勉強をしているつもりになっているものの、実際の勉強時間が短い
- 体力試験を重視しすぎて、筆記試験をおろそかにしている(筆記:体力=5:5)
- 勉強のタスクをこなすだけで、身についていない
- そもそも勉強をしていない
- 服装や見た目が不適切で減点されている
- 態度や言動などが不適切で減点されている
- 受験申し込みに不備があり減点されている
- 公務員専門学校に行っていない
これらの共通点は、なにも消防士採用試験に限ったことではありません。
資格試験や他の業種の採用試験でも同様のことが言えます。
念のため、重要な部分を2回言いました。
消防士浪人について:消防士採用試験に合格する人の共通点

結局のところ、合格している人は、当たり前のことをしているだけです。
上記と反対のことをしているだけです。
- 公務員専門学校に行っている
- 消防士採用試験の勉強を実際にしており、実際の勉強時間も長い
- 体力試験を重視せず、筆記試験を重視している(筆記:体力=9.5:0.5)
- 勉強のタスクをこなし、身についている
- しっかり勉強をしている
- 服装や見た目が適切で減点されていない
- 態度や言動などが適切で減点されていない
- 受験申し込みに不備がなく減点されていない
- 公務員専門学校に行っている
重要なところは同じく2回言いました。
このようなことができている人が受かります。

公務員専門学校へは行ってないけど、他の項目は大体できているつもり、それでも受からない人はどうすればいいんだ???
答えは何度も言っています。
公務員専門学校へ行ってください。
例えば、校舎へ通う必要のない伊藤塾のようなWEB(通信)受講などは、仕事をしながらでも受講しやすい環境で勉強できます。
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【消防士浪人】浪人中は就職?バイト生活?合格するために必要なことのまとめ

実際はやるかやらないかです。
勉強すれば受かります。
受からない人たちは勉強ができていないだけです。
やったつもりになっているだけです。
公務員専門学校に行って、強制的に勉強してください。
独学で受かるような人は別格です。
そのような人は、受験1年目でサクッと合格してこのような記事を読むことはありません。
公務員専門学校に行けば、消防士採用試験に受かる人の共通点はすべて網羅できます。
消防士採用試験は難しいから合格しないわけではありません。
勉強していないから落ちるだけです。
勉強している人が受かるだけです。
勉強しているのに受からないと思っている人は、今一度、自分の勉強量を振り返ってみてください
本当に、勉強できていますか?
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今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。
この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。
また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。
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