こんにちは、TEAM WEBRIDです。今回の記事のテーマは、消防士たちが、給料以外にも消防人生の中で受け取ることのあるお金について。実は、消防士としての給料以外にも、消防士を職業としていると受け取る可能性のある報酬が3つ存在するので紹介します。
今回の記事も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとにレポートします。この記事を読むことで、消防士が給料以外にもらうことができる報酬を理解できます。それではレポートします。
消防士が給料以外で受け取る報酬①危険物取扱者試験の試験監督
危険物取扱試験って知っていますか?危険物取扱者資格を取得することができる危険物取扱者試験は、消防法により規制されているガソリン素などの「危険物」を取り扱う場合に必要な資格です。
有名なのは、「乙4」といわれる「危険物取扱者 乙種 4類」です。この資格は、多くの種類がある危険物取扱者試験の中でも、多くの仕事に直結しやすいという理由から、需要の高い人気資格となっています。具体的には、ガソリンスタンドでの業務で役立つ資格です。試験は各都道府県で行われ、毎年約40万人が受験しています。種別は
に分けられます。甲種の資格については、受験条件として、大学にて化学の学科を卒業する必要があります。乙種と丙種は誰でも受験することが可能です。さて、この危険物取扱者試験、試験の実施主体は、一般財団法人 消防試験研究センターです。消防試験研究センターは、国家資格である
の指定試験機関となっています。これらの資格、試験会場は、大学やイベント会場など様々ですが、受験生が多く、試験監督にそれなりの人員が必要になってきます。そこでこの試験監督、人数を確保するために、会場を管轄とする消防本部や、近隣の消防本部へ依頼することがあります。危険物取扱者試験を受けたことがある人はピンとくるかもしれません。試験監督者がやたらゴツイ体格ではなかったでしょうか。
そうです、危険物取扱者試験の試験監督、現役消防士が混ざっています。これは、消防本部の許可を受けたうえでの副業ということです。副業扱いのため、アルバイト代が現金で支払われます。消防士の給料とは別にです。
「いやいや、税金どうすうのさ?」
こんな声が聞こえます。大丈夫、もちろん、源泉徴収したうえでアルバイト代が支払われるわけです。
上手い具合に脱税にならないように仕組みはできています。危険物取扱者試験の試験監督で支払われるバイト代が、消防士が、消防士としての給料以外で受け取れる報酬の一つ目です。
消防士が給料以外で受け取る報酬 ②国勢調査
国勢調査って知っていますか?かんたんに言うと、日本の今がどのような状況なのかを5年に1回、総務省統計局が行う調査のこと。政府統計の総合窓口、e-Startにて公開されています。国勢調査は、
を対象とします。日本で最も重要な統計調査です。国勢調査から得られる多くの統計は、
などで利用され、国民生活に役立てるための材料となります。さて、この調査、このインターネットが発達した時代ですが、調査方法は、国勢調査調査員による調査封筒のポストインからスタートします。
つまり、マンパワーが必要になるわけです。
もちろん、回答はインターネットによることができますが、インターネットを利用していない年配者を調査対象から外すわけにはいきません。インターネットを利用していない個人、世帯からは回答用封筒を回収する必要があります。もちろん、個人情報の管理が叫ばれる時代ですから、調査員には回答の中身は見えないような工夫がされています。
この調査、調査員一人に対して、地図上の範囲を指定されます。エリアごとの担当を決めるわけです。
それなりの業務量があり、業務内容にも責任感が必要です。ここまでくれば何が言いたいかはわかると思いますが、国勢調査の調査員、消防士にも仕事として振り分けがあります。確かに、得体の知れないアルバイトを雇ってトラブルになるよりも、得体が知れていて、公務員なだけにある程度のコンプライアンスを兼ね備えた消防士(公務員)を調査員にした方が合理的です。
国勢調査の調査員も、ある意味、副業です。もちろん、組織の許可のおりた副業です。調査員のアルバイト料金は、消防士としての給料とは別に、給与口座に振り込まれることになります。
国勢調査の調査員のアルバイトが、給料以外で貰うことができる報酬の2つ目です。
消防士が給料以外で受け取る報酬 ③専門性の高い知識の共有
消防士に限ったことではありませんが、普通の人よりも秀でた能力を持っている場合、その能力を生かすことが公益性があれば、副業として活かすことができます。具体的には、次のようなものです。
ただし、これらを副業としてこなすためには、職場の許可が必要になります。次のような条件だと、許可はおりません。
つまり、スポーツの指導などであっても、期間を限定する必要があるということです。ただ、定期的な具体性は明確にありませんので、事案ごとに個別に判断されます。また、副業としてもらえる報酬にも、次のような条件があります。
謝礼は受け取れるが、報酬は受け取れないなんて、都合のよい解釈ですね。なお、これらの情報は、人事院発行の義務違反防止ハンドブックに基づいています。職場の許可を受けたうえで行う副業が、消防士が給料以外で貰うことのできる報酬(謝礼)の3つ目です。
消防士が給料以外で受け取る報酬 ④【番外編】消防士にも認められた副業
ここまで、消防士が合法的に可能なアルバイトについて説明しました。ここから先は、番外編。一般人にとっては副業であっても、消防士にとっては副業にならないものがあります。なぜかというと、消防士は副業が禁止されているというのは、半分間違いなんです。正しくは、営利企業への従事等が禁止されています。そのため、消防士であっても可能な副業が複数存在します。世の中に存在する副業といえば、このようなモノがあります。
この中でも、半分ぐらいは消防士でも可能な副業が存在します。残りの半分は、完璧にダメな副業、残りはグレーな副業です。アフィリエイトなんかははっきり言ってグレーです。なぜなら、アフィリエイトが公務員の副業になるかどうかを判断する判例が示されていないから。
※アフィリエイトというのは、自分が運営しているWEBサイト(ホームページやブログ)に、アフィリエイト広告を貼り付けます。閲覧者がこの広告を経由して、広告先の商品を買ったりサービスを利用したりすると、売り上げの一部がWEBサイト運営者に還元されるというもの。
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話がそれたので元に戻します。消防士(公務員)の副業については、法律で細かくルールが決められています。法律に盛り込めない細かい部分のルールは、通知やガイドラインとして示されています。
これらの情報を根拠に、こちら記事で消防士の副業についてレポートしています。合わせてご覧ください。
消防士が副業できる3つのアルバイトのまとめ
消防士が給料以外で合法的にアルバイトしてもらえるお金について、3つの報酬を紹介しました。まとめると次のとおり。
日本の平均給与より少し多めの給料をもらえる消防士ですが、さらに合法的なアルバイトでお金を稼ぐことができるのは、なかなかのメリットですね。ただ、あくまでもアルバイトなので時間の切り売りです、家族と過ごす時間を削っての仕事になります。価値観は人それぞれですね。
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