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消防士から他本部の消防士に転職|後悔しないために

消防士の転職

この記事では、消防本部から別の消防本部への転職について記事にしています。

希望する消防本部には落ちちゃったけど、別の消防本部には合格した。

来年、今と同じ状態で希望する消防本部を受験するのと、別の消防本部に行きながら希望する消防本部を受験するのでは、受かりやすさは違うの?

それとも、どこかの消防本部に採用されていれば、希望する消防本部へ異動させてもらえるのでは?

と考える受験生は少なからず存在すると思います。そういった悩みを解決できるのが今回の記事になります。今回の記事を読むことで、このような悩みはすべて解決できるでしょう。

消防士の転職:他本部への異動ってできるの?

答えから言うと、他の本部への異動はできません。なぜかというと、同じ消防職員だからといっても、本部が違うと、まったくの別会社の社員になるからです。消防士は、各自治体で運営されています。また、一般企業でいう、ヘッドハンティングのような裁量も人事担当にはなく、公平な公務員採用試験を合格した者しか採用されることはありません。

東京消防庁千葉市消防局はまったくの別会社です。

したがって、希望する消防本部の採用試験に合格するために、希望しない消防本部に属してから希望する消防本部に異動するという採用ルートはありません。他の消防本部へ移りたい場合は、他の受験生と同様に、採用試験を申し込み、筆記試験を受け、面接試験を受けて、採用試験に合格する必要があります。

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消防士の転職:他本部への転職者は一定数いる

前段において、消防士にとっては他本部への異動という概念はなく、他本部へ移りたい場合は、一般の受験生と同様の試験に合格する必要があると解説しました。公務員になった後に、また公務員採用試験の勉強を行うということは、相当な覚悟がないと行えるものではありません。

しかも、公務員採用試験の勉強もしながら、希望しない消防本部での消防士としての日々の業務もこなしていくわけです。しかし、一定数の受験者が存在していることも事実です。次のような理由によるものが多いようです。

  • 将来は実家の跡取りとなるため実家を管轄している消防本部に勤めたい
  • 就職した消防本部の規模が小さく、もっと大きな本部で消防の仕事をしたい
  • 消防の仕事は好きだけど、今の本部は人間性が合わない
  • もっと小さい消防本部で働きたい
  • 過疎化等により自治体の存続が不安だ、将来性のある自治体の消防本部で働きたい
  • 結婚を考えている彼女が、遠方の彼女の実家のそばに帰る、彼女の実家を管轄している本部に勤めて結婚したい
消防士になりたい

試験対策

✔️採用試験 ✔️勉強の開始時期 ✔️筆記試験 ✔️体力試験 ✔️面接試験 ✔️小論文 ✔️併願

試験情報

✔️アドバイス ✔️募集人数 ✔️通信教育 ✔️採用説明会 ✔️浪人 ✔️視力 ✔️本部間の転職 ✔️情報収集 ✔予備校

消防士の転職:消防士になった後、他の消防本部へうつった時のメリット

消防士になった後、他の本部へ移った場合、どんあメリットがあるのでしょうか。

 昇任試験

前段において、希望する消防本部への入りやすさのメリットがないことは説明しましたが、他の本部であったとしても、消防士である期間が長いことでメリットになることもあります。それは、昇任試験に関することです。

昇任試験は、消防士でいることの期間が一定期間経過することで、次の階級である、消防士長の階級になるための昇任試験を受けることが可能になります。昇任試験までの期間は、本部ごとで多少の違いはあるものの、前の本部で消防士であった期間も通算してくれる本部がほとんどです。

多くの本部が8割の期間を昇任試験に必要な期間に算定してくれます。わかりやすく言うと、移動前の消防本部で5年間、消防士として勤めていたとします。ということは、8割、つまり4年間の期間を、昇任試験を受けるまでに必要な期間に算定してくれます。

わかりやすく言うと、うつった先の消防本部の同期と比べて、4年間先に、昇任試験を受験することができるようになります。

 知り合い

うつった後の消防本部が、前にいた消防本部と同じ県の場合は、移動先の消防本部に知り合いがいる可能性が高まります。というのも、消防学校というのは、県内の消防本部が集まって、県が運営する消防学校で初任教育を6か月間ともに学びます。

そのため、消防学校の同期は、他本部といえども大変仲良くなります。その同期が、移動先の消防本部にいるということは、色々と情報を入手できるため、メリットが大きいと言えるでしょう。

 初任教育

初任教育というのは、消防士として採用された者の全員が、消防学校の寮生活の中で6か月間、消防士としての基礎体力基礎知識を身につける場所です。災害現場で、自分が要救助者にならないため、仲間に迷惑をかけないため、自分の限界を知るために非常に過酷な訓練で、肉体的にも精神的にも追い込まれることになります。

あんな地獄の訓練に、また行くのか?というと、2回目の初任科教育へは行かなくてよいことになっています。教育といっても、派遣元の消防本部からすると、お金を消防学校に払って派遣するわけです。節約できるところは節約したいのが消防本部の本音です。

 退職金

これは、メリットというより、デメリットにならないと言ったほうが適切ですが、退職金が継続できます。

一般論
一般論

あれ?さっきまで消防本部が変わると別会社だって言っていたのに、退職金が引き継がれるなんておかしくない?

と思うかもしれません。ただ、これは消防士に限ったことではなく、公務員から公務員への転職の際には継続できることが一般的のようです。転職元の人事担当と、転職先の人事担当との引き継ぎにより公務員情報を連結することで、退職金の継続を可能にしています。

消防士を知りたい

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消防士の転職:消防士になった後、他の消防本部へうつった時のデメリット

他の本部へ移った後のデメリットはどうでしょう。

 先輩後輩

これは、本人の気持ちの問題に影響する部分が多いことになりますが、自分より消防歴の短い人間が先輩になります。例えば、5年間消防士をこなし、他の本部へうつったとすると、消防士としては6年目でも、新しい消防本部の中ではあくまでも1年生です。

ということは、2年生や3年生の消防士に対しても、6年生の消防士が後輩として振舞うわけです。このあたりを理解して、1年生として振舞っていないと、新しい本部で浮いた存在になることは間違いありません。

 昇任試験

昇任試験までの経験年数で損をします。同じ本部に居続けた場合は、昇任試験への経験年数を10割カウントできるわけですが、他の本部へうつった場合は、前述のとおり8割しかカウントされません。

ただ、それ以上のメリットを考えたうえで、他本部へうつっていると思われますので、このあたりのデメリットというのは微々たるものと思われます。

消防士に学びたい

消防士の転職|他本部へ転職でのメリットデメリット|後悔と成功 のまとめ

今回は、消防士の他本部への転職について、仕組みやメリットデメリットについて説明してきました。これから消防士になろうとしている人にも役立つ情報だったと思います。希望の消防本部に受からなかったものの、別の消防本部に受かった際は、参考にしてみてください。

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今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。


この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。


また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。

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