【解説】未来の消防士?少年消防クラブってなに?

予防業務
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この記事を読んだらわかること

少年消防クラブっていうのを新聞で見かけたんだけど何のこと?
消防士と関係あるの?

消防士の仕事のひとつとして、少年消防クラブの指導があります!
これから説明しますね!

このような疑問が解決する記事となっています。

「少年消防クラブ」って名前だけ聞くと、サッカーでいうところのジュニアチームみたいにも聞こえますよね。

消防士の卵や、将来消防士を目指す子供たちのクラブチームなのでしょうか?

どんな活動をしているのでしょうか?

この記事を読むことで、少年消防クラブの

  • 存在意義
  • 活動内容
  • クラブ員を増やすための総務省消防庁の取り組み

などを知ることができます。

今回の記事も、現役消防士の方や消防職員OBの方々からの調査結果をもとにレポートします。

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未来の消防士?少年消防クラブとは?

少年消防クラブは、子どもたちが防火・防災について学ぶ活動です。

消防士による訓練や、消防士による防災講習など様々な体験を経験できます。

消火や応急手当などの知識・技術を身に付けることが目的です。

  • 学校
  • 町内会
  • 消防署
  • 消防団(分団)

などの単位で組織されていることがほとんどです。

必ずしも、少年消防クラブに入ったからといって、消防士の採用試験に受かりやすいというものではありません。

また、少年消防クラブに属していたからといって、消防士採用試験の面接試験で内申点が上がるようなこともありません。

\消防士採用試験について詳しく知りたい方はこちらの記事/

将来、消防士になるエリートを育てているわけでもないので、消防士になった後の昇任が早いなんてこともありません。

\消防士の昇任試験について詳しく知りたい方はこちらの記事/

令和のはじめでは、全国で4,647クラブ存在しています。

小学生から高校生まで、約41万人のクラブ員が消防士の指導の下で活動しています。

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未来の消防士?少年消防クラブの活動内容を教えて!

少年消防クラブの活動内容は、クラブによって様々です。

なぜかというと、指導者である消防士の本部が異なるからです。

消防本部の数だけ、消防少年クラブの指導内容が分かれているといっても過言ではありません。

ここでは、だいたいどこの消防本部でも指導しているような主だった活動を紹介します。

(1)防災マップ作り

クラブ員が自分たちの住むまち・地域を実際に歩きます。

実際に歩くことで、消火栓の場所や災害時の危険箇所などを把握し、防災マップを作成します。

このような活動をすることで、地域の防災に必要な知識や理解を深めています。

一般の小学生だと、「消火栓」と聞いても、イメージがわかないと思います。

しかし、少年消防クラブ員であれば、消防車が近くに停まって、火災を消火するための水をくみ上げる場所だと知っています。

このようなことを知っている子が大人になれば、消火栓の上に違法駐車をして消火活動の妨げになるなんて事案は減少するはずです。

(2)防火パトロールの実施

日頃より地域の住民の方々に火災予防を呼び掛けるため、消防職員・団員などとともに、防火パトロールや防火パレードなどの防火広報活動を行っています。

有名なパトロールだと、年末の夜に、

「マッチ1本火事のもと、カンッカンッ♬」

というフレーズで、子供の声を耳にしたことがあるかもしれません。

年末の防火パトロールなども、消防士が指導しながら少年消防クラブが行っている地域があります。

あの、「カンカンッ」という音を鳴らしているのは「拍子木」と呼ばれるものです。

”Wikipedia”より引用

拍子木(ひょうしぎ)とは、「拍子」を取るための木の音具のことです。

両手に持って打ち合わせると、カン、カンと高い澄んだ音が出るため、防火パトロールなどに適しています。

2本1組にして、紐でつないでいます。

紐は長く、休憩中などは自分の首にかけてぶら下げておくことができます。

少年消防クラブがある消防署には、だいたい置いてあるようです。

(3)研究発表(ポスター等の作成)

防火・防災に関する研究を行い、その成果をまとめてレポートやポスター、防火新聞等を作成します。

作成した研究結果は校内に展示したり、各家庭に配布したりして、火災予防や防火・防災意識の高揚に努めています。

具体的な事例を言うと、地域で写生大会などを消防署が主体となって開催します。

地域の大きな公園、現実的には広場まで消防車が進入できる公園。

そんな公園に消防車を展示します。

少年消防クラブ員たちがその消防車を写生したり、防火ポスターに仕上げたりします。

もちろん、少年消防クラブ員に限らず、だれでも写生大会には参加できます。

そこで描かれた作品を消防署へ提出してもらいます。

地域の大型ショッピングモールなどに買い物に行った際に、消防車などの防火ポスターを見かけたことはないでしょうか?

ああいった防火ポスターなどの作品は、このような写生大会で受け取ったものです。

もちろん、大型ショッピングモールにポスターを貼りに行くのも消防士の仕事です。

展示最終日の夕方ぐらいに見張っていれば、防火ポスターの撤収にやって来る消防士に会えるはずです。

(4)防災訓練等への参加

消防士から防災訓練や防災講習を受けたり、消防署の見学・訪問等をとおして次のようなことを学習します。

  • 火災の知識
  • 地震等の自然災害が発生する仕組み
  • 消火栓などを使った初期消火の方法
  • ロープワーク
  • 応急手当

未来の消防士を育てるかのような内容ですね。

防災に関する知識や技術を身に付けています。

消防士にならなかったとしても、日常生活の中のイザという時には知っていて損はない知識ばかりです。

(5)防災キャンプ

夏休みを利用して、学校の体育館や運動場等で、消防士と一緒に寝泊りします。

炊き出し訓練や、テント泊を体験します。

避難所での生活も想定されています。

東日本大震災の時も、長期間に渡る避難所生活の中で、中学生や高校生がエネルギッシュに避難所運営に活躍しました。

大きな災害時ほど、若いエネルギーが活躍します。

また、日ごろ体験できない活動をとおして、仲間との連帯感を高めています。

少年消防クラブの活動は、消防士から命や暮らしを守ることの大切さを学ぶだけでなく、地域と関わりを持ち、幅広い年齢層の仲間と交流を深める機会にもなっています。

人間形成や地域社会への参加の面でも、大変有意義な活動です。

少し前になりますが、平成25年12月には「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立し、「少年消防クラブ」という名前が初めて法律に明記されています。

今後も少年消防クラブに対する期待は、ますます高まっています。

未来の消防士?少年消防クラブに対する総務省消防庁の取り組み

総務省消防庁では毎年、活発な活動を行っている少年消防クラブやその活動を支える指導者(消防士とは別に、クラブごとの指導者がいます)に対する表彰を実施しています。

1年間で、

  • 特に優良なクラブ20団体程度
  • 優良なクラブ50団体程度
  • 優良な指導者10程度

を表彰しています。

また、将来の地域防災の担い手を育成するため、「少年消防クラブ交流会」を実施しています。

この交流会では、少年消防クラブ員が、消防の実践的な活動を取り入れた競技形式の合同訓練等を行います。

この合同訓練をとおして他の地域の少年消防クラブ員と親交を深めます。

平成30年度は、8月に千葉県浦安市で開催し、平成31年度は徳島県徳島市で開催しています。

【解説】未来の消防士?少年消防クラブってなに?のまとめ

消防士の仕事の1つである、少年消防クラブについてレポートしました。

存在の目的や、活動内容がよくわかりました。

身近な生活の中で、消防士から防火・防災について学ぶ少年消防クラブ活動は、未来の消防士を増やす活動にも、一役かっているかもしれません。

今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。

この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。

また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。

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