消防士のことを調べていたら、”女性防火クラブ”っていう表現が出てきたのだけれど、何のことですか?
こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回の記事では、このような疑問にお答えします。
この記事を読んだらわかること
女性防火クラブは、その地域を管轄する消防署と連携しながら、防災活動を行っている組織です。
活動の目的は、次のとおりです。
全国で約8,000団体、約 120万人のクラブ員が熱心に活動しています。
女性防火クラブへの協力依頼なども消防士の仕事の1つです。
今回の記事も、現役消防士の方や消防職員OBの方々からの調査結果をもとにレポートします。
この記事を読むことで、女性防火クラブの活動内容が理解できます。
女性防火クラブの活動
女性防火クラブの活動は次のように、多岐にわたります。
火災予防
女性防火クラブの主な活動の一つが火災予防への取組です。
地域住民や児童などに対して、火災予防技術の向上に貢献するため、次のような火災予防活動を行っています。
特に、住宅用火災警報器の設置や維持管理では、
など、積極的な活動が実施されています。
地域防災
地域の防災に関する取組においても、幅広い活動が行われています。
平常時には、
などが行われています。
災害対応
災害発生時には、避難誘導や、避難所における炊き出し支援などが実施されています。
家庭や地域の防災力向上に大きく貢献しています。
実際に、東日本大震災においても、
などが各地の女性防火クラブで行われました。
また、平成28年熊本地震においても、避難所における炊き出しなどの支援が行われました。
避難行動要支援者に配慮した地域づくり
避難行動要支援者とは、災害発生時の避難などに、支援が必要となる人たちのことです。
年配の方や、障害がある方のことです。
避難行動要支援者に配慮した地域づくりの一環として、
などが実施されています。
こうした活動は、地域コミュニティの活性化にもつながることが期待されています。
というのも、女性防火クラブの地域密着度は高く、地域住民とのネットワーク力の高さは間違いありません。
このようなことから、女性防火クラブ員による活動は、今後も期待は大きなものとなりそうです。
他組織との連携
女性防火クラブの活動は、他の地域の女性防火クラブとの連携や情報交換により、ますますの充実が期待されています。
現在は、43道府県において女性防火クラブの連絡協議会が設立されています。
連絡協議会が設立されていることで、女性防火クラブ間の意見交換や合同研修などの交流が行われやすくなっています。
また、次のような、地域防災を担う関係機関・団体との連携を深めることも重要です。
これらの団体とは、合同での防災訓練や意見交換など、日頃から顔の見える関係づくりを行うことで、災害時のスムーズな協力体制が求められています。
【消防署の外郭団体】女性防火クラブってなに?【活動内容や全国とのつながり】のまとめ
女性防火クラブの活動内容についてレポートしました。
女性防火クラブは、地域の防火・防災について重要な役割を担っています。
火災や地震などの災害発生時には、地域に根ざした女性防火クラブ員による活動が非常に大きな力となります。
”自分たちの地域は自分たちで守る”
という信念と連帯意識の下、火災や災害に強い安心・安全なまちづくりには、女性防火クラブは欠かせません。
より多くの人に女性防火クラブの活動を知ってもらい、積極的に参加してもらえたらと思います。
もしも、この記事を読んで女性防火クラブの活動に興味を持たれた人は、消防署に問い合わせてみてはどうでしょうか?
ただ、消防団などに比べると組織数は少ないため、
”近くに女性防火クラブがない”
なんてこともあるかもしれません。
\防災セットの準備はできていますか?/
今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。
この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。
また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。
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