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【消防士の免許】必要な資格ってあるの?オートマ限定じゃまずい?

警防業務

消防士に関係した資格についてこの記事を読んだらわかること

消防士採用し採用試験を将来受けようと思っているんだけど、持っていた方が良い資格ってある?大型自動車免許とか?

救急救命士の資格ってどうやって取るの?

そのような疑問なら、この記事を読めば解決しますよ!

この記事では、消防士に関係する免許の種類や資格について説明します。

消防士という特殊な業種だと、どのような資格や免許が関係しているのか、気になるところです。

この記事を読むことで、消防士に関係する免許や資格のことが明確にわかります!

今回の記事も、現役消防士の方や消防職員OBの方々からの調査結果をもとにレポートしたいと思います。

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消防士に関係した資格について:自動車運転免許

消防士は、移動というか出動の基本が消防車両になってくるので、普通運転免許証はほぼ必須の資格となります。

消防本部によっては、採用試験の受験条件に、普通運転免許証の取得又は取得見込みを記載している本部もあるぐらいです。

また、採用後、○年以内に、大型免許の取得を条件にしている本部もあります。

普通運転免許証で運転できる車両は、3.5トン未満の車両になります。

3.5トン未満の車両といえば、救急車しかありません。

一般的な救急車は、3.3トンぐらいです。

消防士になるような人は、消防車を運転することも、志望理由の1つにあると思います。

各種消防車の一般的な車両重量は次のとおりです。

  • 消防ポンプ自動車 約5トン
  • 消防タンク自動車 約10トン
  • 救助工作車 約10トン
  • 消防化学自動車 約15トン
  • 50m級はしご車 約20トン

約をつけているのは、車両の製造メーカーの違い、艤装の違い、積載品の違いにより、一言でポンプ車、救助工作車と言っても重量が異なってくるためです。

艤装という、普段は聞きなれない言葉が出てきましたが、艤装というのは、消防車の上半分の装備や改造のことを言います。

消防車は、大型トラックなどのシャーシ部分、つまりは下半分を利用しています。

さて、気になる人には気になる、免許のAT限定だとまずいか問題ですが、はっきり言ってまずいです。

いまは大型車も、一昔前に比べてAT車両が増えています。
しかし、消防署にあっては20年選手の消防車はざらに存在します
つまり、ATが増えつつある大型車だが、まだまだMT免許がいるよってこと。

まだまだ消防士の運転免許はAT限定じゃまずいです。

消防士に関係した資格について:救急救命士

普段街中で見かける救急車は、

  • 消防が運営する救急車
  • 病院が運営する救急車

の2種類が存在しています。

消防が運営する救急車には、消防士が救急隊員として乗車していますが、資格の異なる救急隊員が乗車しています。

事案により、3人から4人の救急隊員が乗車していますが、1名か2名が救急救命士、残りの隊員が一般の救急隊員です。

消防士に関係した資格について:救急隊員

一般の救急隊員というのは、消防学校において、約2ヶ月間の救急科という専科教育を卒業した消防士のことをさしています。

消防士に関係した資格について:救急救命士

救急救命士になるというのは、まず、上記の救急科を卒業した後、次のどちらかの要件を満たす必要がります。

  • 救急業務にトータルで5年間従事
  • 救急業務に2000時間従事

この条件のどちらかを満たした消防士が入校することができる、救命士を育成する学校において、半年間の救命士要請課程を就業し、さらに国家試験に合格した者が取得できる資格となっています。

救急隊員と救急救命士の違いを簡単に言うと、救急救命士というのは、救急隊員よりも、高度な救急の知識をもった救急隊員ということになります。

さらには、救急救命士の資格があると、一般の救急隊員にはできない処置、例えば

  • 乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保のための輸液
  • 器具を用いた気道確保
  • 薬剤投与
  • 乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保及び輸液
  • ブドウ糖溶液の投与

などの特定行為を行うことができるようになります。

この場合、救急救命士の資格保持者は、通常の救急隊員より割高な救急出動手当を支給される本部が多数を占めます。

またこの資格は、消防士になる前にでも取得は可能です。

それは、大学や専門学校において、救急救命士の国家資格を受験するために必要な課程を修了し、国家試験に合格する方法です。

消防本部によっては、救急救命士の資格保持者限定の採用枠を設けるほど、重宝される資格となっています。

採用試験についての情報はこちら

ただ、全国的に見ても、救急救命士の資格を持ってから消防士になる人は、昔に比べたら増えてきたものの、まだ少数派です。

大多数の人が、消防士になってから業務として救急救命士の学校へ入校し、国家試験を受けることになります。

ある程度の職員数がいる消防本部では、救命士を志望する全員が救急救命士になれるわけではありません。

救急救命士になりたい場合は、消防本部の中で、救急救命士の学校へ入校する者として選抜してもらう必要があります。

その選抜方法としては、

  • 消防学校における初任科の成績
  • 救急科の成績
  • 昇任試験の成績
  • 通常業務の勤務評定

など、様々な要素を勘案して決定されます。

ある程度の職員数の規模がある消防本部では、救急救命士の学校へ派遣する者を決めるための選抜試験を設けているような本部もあります。

もしも、この記事を読んでいる人の中に、

未来の消防士
未来の消防士

消防士になったら、絶対救急救命士になってやる!

という気持ちを持っている人がいる場合は、採用説明会などに行き、救急救命士の派遣は、どのような方法で行っているのかを事前に聞いておくのが賢明かもしれません。

現役消防士の中には、救急救命士になりたいにも関わらず、なかなか救急救命士の学校へ派遣をしてもらえず、ストレスを抱えている消防士も数多くいるようです。

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消防士に関係した資格について:予防技術資格

消防士といえば、火災現場に出動し、火災を消火する仕事を一番にイメージすると思いますが、火災と戦うことだけが消防士の仕事というわけではありません。

火災が起きないように、また、火災が起きても最小限の被害ですむことを目的に仕事をしている消防士もいます。

消防署の中では、予防係と呼ばれる毎日勤務の消防士たちです。

建物に立ち入り調査(査察)や、建物の建築図面を見て、消防設備が消防法関係法規の基準に適合しているかの審査などを主要な業務としています。

また、危険物施設の規制、わかりやすく言うとガソリンスタンドなどの危険物施設が、消防法に定められたとおりの施設となっているかを確認し、防火対象物の安全性を保つ仕事にも従事しています。

このような予防業務は、社会情勢の変化により、高度化、専門化が著しいため、的確な予防業務を行うために消防職員の能力を認定することになっています。

知識だけでなく、経験も重要な能力要素となってくるため、1年以上の予防業務経験を積むことで、予防技術検定を受検することができ、検定に合格後、予防業務に通算して4年以上従事することで、予防技術資格者の資格を得ることができます。

この予防技術資格は次の3つの分野に分けられています。

  • 査察
  • 消防設備
  • 危険物

それぞれ別の資格になりますので、すべての資格を取得するには、試験に3回合格する必要があります。

本部によっては、この資格保持者が、違反是正処理などに携わると、手当が支給されることもあるようです。

消防士に関係した資格について:危険物取扱者免状

危険物を取り扱ったりするために必要な免状で、その取り扱える種類や範囲ごとに、



の3種類が存在し、また、乙種の中では、第1類から第6類まで種類が分かれています。身近なところでいうと、

一般論
一般論

ガソリンスタンドでバイトをするときに危険物の乙4があるといいよ!

という話は聞いたことがあると思いますが、まさしくその危険物資格

です。

消防士にとって、危険物の知識は必要不可欠であり、

一般論
一般論

消防士って、みんな危険物の資格は持っていてあたりまえじゃないの?

と思うかもしれませんが、意外や意外、ほとんどの消防士が持っていません。

なぜかというと、火災現場や、救急現場、救助現場などで、資格の保有が必要な場面がないからです。

でも、それだと、

一般論
一般論

消防士のくせに、危険物取扱者の知識もないまま危険物火災なんかに対応しているの?

と、思うかもしれません。

それは大きな間違いです。

消防士は、全員、消防学校の初任科において、危険物の知識を身につけています。

つまり、知識はあるものの、資格の保有までは必要がないから資格は取っていない、というのが正解になります。

ただ、初任科での危険物に関する教育も、限られた時間の中での教育になるため、比較的事案の多い第4類(引火性液体)に偏っています。

したがって、勉強をして第4類乙種の資格を取得するなり、他の種類の危険物を勉強して資格を取得することが、現場活動をより良いものにすることは間違いないでしょう。

消防士に学びたい

消防士に関係した資格について:消防設備士

消防士が持っていそうな資格としては、消防設備士の資格があります。

資格の名前に「消防」というキーワードが入っていることも、

一般論
一般論

よくわかんない資格だけど、消防士と関係しているんじゃないの?

と思う理由だと思われます。

この資格も、危険物取扱者の資格と同じで、消防士はほとんど持っていません。

この資格は、スプリンクラー設備や自動火災報知設備などの消防設備を、工事、整備するために必要な資格となっています。

火災現場などで、建物に備え付けの消防設備を利用する戦術、例えば消防のための設備である連結送水管などを利用することはあっても、消防士が工事や整備をすることはありません。

したがって、利用する知識は必要だけど、工事や整備を行うための資格までは必要ないというのが現実です。

消防士に関係した資格について:建築士

こちらは持っておいた方がいいというより、建築士に関係した知識があると役立つよという話。

消防士は、火災の後、火災報告書を作成します。

このとき、図面を作成する必要があります。

普通は図面の書き方なんか知らないわけですから、先輩から教わりながら作成するわけです。

また、

  • 建築面積
  • 延べ床面積

なども測ったりします。

みんな0の知識から始まり、職場で教わりながら理解していくわけですが、建築士の資格を持ってたりすると、いい報告書が作れるのは間違いありません。

【消防士の免許】必要な資格ってあるの?オートマ限定じゃまずい?のまとめ

消防士に関係する免許資格について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。

これから消防士を目指す人、消防士試験に合格したけど、採用までにやれることはやっておきたい人などは、危険物取扱者の資格などを取ってみることも良いことかもしれません。

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今後も、新しい情報が入り次第、レポートを更新していきます。


この記事を読まれた方で、さらに詳しく知りたいことがあれば追跡調査しますので、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご質問ください。


また、消防関係者の方で、うちの本部ではこうなってるよ、それは違うんじゃない?などのご意見をいただける際も、コメントか問い合わせフォーム、またはTwitterにてご連絡いただけると助かります。

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