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消防士の常識|消防士が使う5つの”ものさし”になる基準や単位

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こんにちは、TEAM WEBRIDです。今回の記事では、消防士たちが日常で使う”ものさし”ともいえる基準や単位を説明します。

「なんのことかさっぱりわかんない」

という声が聞こえてきますね。(笑)どんな業界でも、業界に特化した物事の考え方があると思います。
この記事では、消防業界に特化した独特な基準(距離や高さ、重さや水量など)をレポートします。

今回も現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに説明します。この記事を読むことで、あなたも消防業界の考え方が身に付きます。それではレポートします。

【消防士の常識】距離を考えるときは20m単位で

消防士が距離を測るとき、一定の距離で考えることがあります。その単位は20メートルです。この20メートルというのは、消防ホースの1本の長さです。火災現場において消防士は、追加で必要なホースの本数であったり、林野火災の面積を出したいときなど、20メートル単位で距離を考えがちです。

日常から訓練や手入れにより慣れ親しんでいる消防ホース。その消防ホースの長さは、どんなメーカーのものであっても、すべて長さは一定で20メートルです。つまり、消防士にとって20メートルホースというのは感覚的にどのような長さなのか体と頭に染み込んでいるわけです。

ちなみに、消防用のホースの太さはというと、大きく分けて

  • 65mm
  • 50mm

の2種類があります。

なお、65mmのホースの重さは約8kgです。
そこに水をとおすと、約80kgになります。

50mmのホースの重さは約5kg。
ホースに水をとおすと約50kgになります。

ホースの重さを”ものさし”のような基準とするような考えは、消防士にとっても一般的ではありません。

【消防士の常識】足場の強度確認は体重+40Kgで

消防士は、高所作業や、足場の不安定な場所で活動する場面が少なくありません。例えば、工事現場のような場所での火災や、救急要請もあります。このような状況においては「足場強度〇〇キロ」という表示に出くわすことがあります。仮説の足場などでは必ず記載されています。

こんなとき、消防士たちはどのように安全を確認しているのでしょうか。だって、消防士といえば、火災現場の熱に耐えれる防火服を着て、さらに空気呼吸器や空気ボンベといった特殊な装備を身につけています。相当な重さがありそうです。

そこで役立つ”ものさし”が体重+40キロというものです。防火服の重さは約7kgもあります。1,200℃の熱に40秒間耐えることができるように、防火服の生地は複数の生地が重なるように使われています。
重くなって当然です。そして、空気呼吸器が約13kgあります。防火服と空気呼吸器を合わせて、全部で約20kgあります。

さらにホースを抱えていたり、その他さまざまな個人装備を身につけています。安全を踏まえてさらに20キロを考慮します。つまり、20キロ+20キロ=40キロということ。足場の耐荷重が100キロなんて場所であれば、体重が60キロの消防隊員にとっては適切な活動エリアではないということが判断できます。

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【消防士の常識】建物の高さは3m単位で計算

高層建物の場合、よほど小規模な消防本部でない限り、はしご車が出動します。ひと言ではしご車といっても、大きさはさまざま。

  • 15メートル級はしご車
  • 30メートル級はしご車
  • 40メートル級はしご車
  • 50メートル級はしご車

いろいろな大きさのはしご車が存在します。しかし、ここで疑問が。

「どれぐらいの高さの建築物なら、どの大きさのはしご車を出動させればいいのか?」

こんなとき消防士達は、建物の高さワンフロアを3メートルで計算しています。具体的にはこう。4階建ての建物が火災、となると、

ワンフロア3メートル×4フロア=12メートル

つまり、15メートル級のはしご車が出動すれば、一定の現場活動が可能になるということ。15階建ての建物が火災、となると、

ワンフロア3メートル×15フロア=45メートル

こんどは、50メートル級のはしご車が出動すれば対応可能ということです。確かに、このような基準がないと、火災現場に出動したものの、”はしご車のはしごを伸ばしたのにベランダに避難している人のフロアまで届かない”なんて大失態につながりかねませんよね。

【消防士の常識】水の量を説明するときは200リットル単位で説明

消防署には小学生が社会科見学の一環で、消防署見学にやって来ます。あなたも見学に言った記憶があるかもしれません。定番のメニューは消防車見学。車庫に並んだ消防車たちを、消防士のお兄さんやお姉さんが紹介してくれます。

そんなときに決まって説明するパターンとしてあるのが、タンク車と水槽車の積載水の量の話し。

  • 一般的なタンク車は2,000リットルの水を積載しています。
  • 一般的な水槽車の積載量は10,000リットルです。

小学生に、2,000リットルだとか10,000リットルだとかの話をしてもピンとこない。大人でもピンとこないから当然です。ここでわかりやすく説明するために、お風呂の量を引き合いに出すわけです。一般的な家庭のお風呂は、約200リットルの水を貯めれるようになっています。つまり、2,000リットルの水を積んでいるタンク車の場合は、

「タンク車はお風呂の水10杯分の水を積んでいます。」

10,000リットルの水を水を積んでいる水槽車の場合だと、

「水槽車は、お風呂の水50杯分の水を積んでいます。」

と説明すれば、小学生でも積載している水の量がイメージでき、

「おおー!!!すげーーー!!!」

という印象を与えることができるわけです。

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【消防士の常識】車の運転は時速80キロと時速100キロが境界線

消防車や救急車の緊急走行、たまに見かけます。信号無視が合法的に許されていることは、経験則からなんとなくわかります。では、最高速度についてはどうでしょうか。どれくらいの速さで走っても大丈夫なのか。

もちろん、消防車や救急車であっても、緊急走行をしていないときは、道路標識に示された速度制限を守る必要があります。災害が発生した場合の緊急走行にも、実は制限速度があります。いくらでもスピードを上げて走ってもいいというわけではありません。その最高速度というのがこちら。

  • 高速道路は100km/時
  • 高速道路以外の道路は80km/時

一般の人は、一般道は最高でも60km/時までしか速度をあげることができないのは運転免許を持っている人にとってはあたりまえのこと。しかし、消防士にとっては緊急走行時の一般道は80km/時が上限です。

また、緊急車両は、災害現場が高速道路上である事案に限らず、遠方への搬送であったり、他県への応援出動であったりといった場合に高速道路を走行することがあります。このような場合、高速道路上での最高速度が80km/時のエリアであったとしても、100km/時を最高速度として走行することができます。

消防士に学びたい

消防士の常識|消防士が使う5つの”ものさし”になる基準や単位のまとめ

消防士が使う5つの”ものさし”になる基準や単位についてレポートしました。まとめると、次のとおり。

  • 距離を測るときは20メートル単位
  • 足場強度は体重+40kg
  • 建物の高さはフロア数×3メートル
  • 水量はお風呂(1杯200リットル)の倍数で表現
  • 高速道路の最高速度は100km/時・高速道路以外の最高速度は80km/時

消防業界特有の”ものさし”がよくわかりました。消防士の人には、緊急走行とプライベートの違いを明確にしてもらって、プライベートでの速度超過違反に気をつけてもらいたいですね。(笑)

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