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正しい119番通報の方法とは?知っておくべき6つの注意事項

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119番通報についてこの記事を読んだらわかること

119番通報ってしたことないんだけど、いざという時に正しくできるか不安だな。

そうですね、119番通報をするときは、何らかのピンチに陥ったときですもんね、でも、大丈夫、この記事を読んでおけば、いざという時にも安心して通報できますよ!

今回の記事では、正しく消防車や救急車を呼べるように、119番通報について、6つの注意事項とともにレポートします。

119番通報をする機会なんて、一生のうちに、1回あるかないかの人がほとんどです。

緊張するのは当然のことです。

しかし、この記事を読むことで119番通報に関する知識が深まり、通報時の流れがイメージができることで落ち着いて通報できるようになれます!

今回の記事も、現役消防士の方や消防職員OBの方々からの調査結果をもとにレポートしたいと思います。

11月9日は119番の日

総務省消防庁は、昭和62年より11 月9日を「119番の日」としています。

  • 消防に対する正しい理解と認識を深める
  • 防災意識の高揚
  • 地域ぐるみの防災体制の確立に資する

このようなことを目的として、119番の日が設けられました。

あなたからの的確な119番通報は、あなたやあなたの周囲の人の生命や財産を守る、消防活動の迅速さ確実性につながります。

1分一秒を争う消火活動や救急・救助活動の開始のためには、119番通報というのはとても重要になってきます。

それでは、119番通報時の注意点をレポートします。

①通報前の注意点 <火災の場合>

通報している場所まで、煙や火が近づいてくるなどの危険があなた自身に迫っている場合は、すぐ避難してください。

通報するよりも、あなたの命を守ることが最優先です。

安全な場所に避難してから、通報してください。

②通報前の注意点<救急の場合>

急な病気やけがをしたとき、救急車を呼ぶべきか、どこの病院に行くべきか迷うことがあると思います。

そんなとき、どういう判断をすればいいのか、まずは2種類の方法を試すことをお勧めします。

  • 全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)
  • 電話相談窓口(#7119)

判断の手助けをしてくれる「全国版救急受診アプリ(愛称「Q(きゅう)助(すけ)」)というアプリが、総務省消防庁において作成されています。

スマートフォンで無料利用できるアプリです。

「Q(きゅう)助(すけ)」では、該当する症状を選択していけば、緊急度に応じた対応が表示されます。

自力受診する場合には、

が行えます。

救急車を呼ぶべき症状をまとめた「救急車利用リーフレット」などとあわせて利用してください。

また、自治体によっては、急なケガや病気の際に、専門家(医師・看護師・相談員など)が相談に応じてくれる電話相談窓口(#7119)を設置しているところもあります。

都道府県全域(R1.12.1)
  • 宮城県
  • 茨城県
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 新潟県
  • 大阪府内全市町村
  • 奈良県
  • 鳥取県
  • 山口県
  • 徳島県
  • 福岡県
一部実施(R1.12.1)
  • 札幌市周辺
  • 横浜市
  • 神戸市周辺
  • 田辺市周辺
  • 広島市周辺

自分が住んでいるエリアが(#7119)対応エリアか確認しておくとベターです。

対応していれば、人との口頭でのやり取りになるので、Q助より#7119を優先してください。

#7119が未導入のエリアではQ助を利用してください。

\#7119について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事/

③通報時の注意点

119番通報の際、通信指令センターの消防士から

「火事ですか? 救急ですか?」

と聞かれます。

また、次のような情報を尋ねてくるので、落ち着いて対応をしてください。

<火災の場合>

・発生場所(住所・階層・近くの目標物等)
・何が燃えているか?
・逃げ遅れはいないか?
・通報者の氏名
・電話番号

<救急の場合>

・発生場所(住所・階層・近くの目標物等)
・誰がどうしたのか?
・通報者の氏名・電話番号

<事故の場合>

・発生場所(住所・近くの目標物等)
・どういう事故か?
・怪我人(閉じこめられている人)はいるか?
・通報者の氏名
・電話番号

通報した人が、言い方を工夫してみたり、上手な説明ができないと通報すべきではないといった考えは全く不要です。

落ち着いて、119番通報を受けている消防士からの質問に順番に正しく答えてください。

なお、適切な医療機関に搬送するため、

・傷病者の年齢
・持病
・かかりつけの病院

なども聞かれる場合があります。

また、消防職員から電話を通じて、傷病者への応急手当(心肺蘇生やAEDの使用)を依頼されることがあります。

不安な気持ちもあるかもしれませんが、傷病者の心肺が停止しているような場合、傷病者の命を救えるのは、バイスタンダーのあなたしかいません。

消防職員の口頭指示に冷静に従い、救急車が到着するまでの間、心肺蘇生を頑張ってください。

一般の人が、人の命を救える機会に遭遇することは、普通の生活をしていたらまずありません。

不安がるよりも、めったにおこることのない“人の命を救えるチャンス”と捉え、臆せずに挑戦してください。

④携帯電話からの通報にかかる注意点

近年の携帯電話の普及に伴い、携帯電話による119番通報は、通報総数の約4割を占めています。

・約6割 固定電話
・約4割 携帯電話

消防本部の管轄境界線の近くにおいて、携帯電話で通報した場合、通報場所を管轄する消防本部とは異なる消防本部につながる場合があります。

この場合、通報を受けた消防本部は、通報場所を管轄する消防本部(実際に救急車や消防車が出動する消防本部)へ、119番通報の転送を行う場合があります。

なお、転送がうまくいかない場合は、管轄する消防本部の電話番号を案内するなどの対応を行ってくれます。

⑤「050」から始まるIP電話等の注意点

「050」から始まる電話番号は、原則的には119番通報ができません。

自宅のIP電話や、利用している通話アプリが緊急通報に対応しているか、契約している電話事業者に確認すればわかります。

対応していない場合は、次の方法を把握していれば、いざという時に慌てずに通報できます。

・「050」から始まる電話以外の電話から通報する
・住んでいる地域を管轄している消防本部の電話番号を控えておく

⑥音声以外の119番通報

現在、全国の消防本部では、「Net119緊急通報システム」の導入を進めているところです。

このシステムは、

・耳が聞こえない
・言葉が話せない

などの事情で音声による119番通報が困難な人のために作られたシステムです。

音声による119番通報が困難な人が、スムーズに火災や救急の通報を行えるように、スマートフォンのタッチ操作などによる音声以外の方法による通報を可能としています。

また、このシステムが未導入の消防本部の管轄エリアでも、FAX、電子メール等による119番通報を受けつけて、耳が聞こえない、言葉が話せない等の事情で音声による119番通報が困難な人の対応をしている消防本部もあります。

これらの通報手段の利用方法については、あなたが住んでいる地域を管轄する消防本部に事前に問い合わせて確認しておくことがベターです。

119番通報の訓練をしよう

消防車や救急車が必要な場面に遭遇したときには、落ち着いて119番通報をすることが大切です。

しかし、いざというときに、冷静に必要な情報を伝えるのは誰もが難しいことです。

慣れていないし、めったに経験することでもないため、緊張して当然です。

そのため、多くの消防本部では、地域の消防訓練などのタイミングにあわせ て、119番の通報訓練を行っています。

疑似的な通報訓練を体験しておけば、実際の通報時にはとても効果的です。

正しい119番通報の方法とは?知っておくべき6つの注意事項のまとめ

119番通報について、通報のやり方から、通報するときの注意点などを重点的にレポートしました。

いざ、通報するとなったときのイメージが、具体的に見えてきたのではないでしょうか。

もしかしたら、あなたの心肺蘇生で人の命を救うことがあるかもしれません。

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