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消防士に学ぶ|餅も原因になる?オーブントースターの火事

防災・火災予防知識

こんにちは、TEAM WEBRIDです。

  • オーブントースターを使うと焦げ臭いにおいがする
  • オーブントースターにはどんな危険が潜んでいるの?
  • オーブントースターを原因とした火災事故はどんなものがあるの?

オーブントースターは、パンだけでなく、揚げ物をカラッと再加熱できることもあり、一家に1台は必需品ともいえる家電製品です。新型コロナウィルスの影響からおうち時間が増え、オーブントースターの出荷台数も以前より増加しました。そんな人気のオーブントースターですが、使い方次第では、火災事故を起こしてしまうリスクがあります。NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)から火災予防のの注意喚起が出たこともあります。この記事では、次のような内容を知ることができます。

  • オーブントースターを原因とした火災事故事例
  • オーブントースターによる火災事故を防ぐための3つのポイント
  • オーブントースターによる火災事故を起こさないために

今回も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとにレポートします。この記事を読むことで、オーブントースターに潜む危険性や買い替えのタイミングなどがわかり、オーブントースターを安全に使用することができます。オーブントースターから出火したら大変ですよね。家庭に潜む危険から、家族を守りましょう。それではレポートします。

オーブントースタ―で火事に?火災事故事例の紹介①

とある家庭では、オーブントースターを使用中に急に発火し、オーブントースターとその周辺を焼損する火災が発生しました。このオーブントースターは、手入れ不足により“くず受けトレイ”に食品くずなどが堆積していました。この食品くずは、オーブントースターが使用されるたびに加熱され、ほとんど炭化をしていました。この炭化した食品くずが、度重なるオーブントースターの使用での加熱により、発火温度に達し、燃え出してしまったというわけです。取扱説明書には、ちゃんと注意事項が書いてあります。

  • くず受けトレイは汚れたままにしない
  • 油分や食品くずが残っていると燃えることがあります

つまり、起こるべくして起きた火災事故というわけです。

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オーブントースタ―で火事に?火災事故事例の紹介②

オーブントースタ―で、ぎょうざの皮をピザ生地とした“ぎょうざピザ”を焼いていたところ、オーブントースターとその周辺を焼損する火災が発生しました。この火災の原因は、加熱のし過ぎによるものです。ぎょうざの皮は、ピザ生地ほどの厚みがないため、通常のピザと同様の時間加熱してしまうと、簡単に焦げてしまうだけでなく出火に至ってしまいます。もちろん、説明書には次のような注意事項が書かれています。

  • 調理物の様子を見ながら調理する
  • 必要以上に加熱しない
  • 加熱しすぎると調理物が焦げたり、発火したりする恐れがある

この事例も、起こるべくして起きた火災だと理解できます。ヒューマンエラーによる火災事例です。

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オーブントースタ―で火事に?火災事故を防ぐために気をつけることは?

紹介したこの2つの事例は、オーブントースターによる火災事故事例としてはメジャーなものです。いつ、あなたの家庭で同様のことが起こるかわかりません。では、どのようなことに気をつけたら火災事故を防げるでしょうか?次の3つの点に注意すれば大丈夫です。

オーブントースターによる火災を防ぐためには火災事故の前兆を見逃さない

オーブントースタ―が発火する前には、少なからず異常が発生します。その異常を見落とさないことが大切です。怪しい異常は次のとおり。

  • 使用中に焦げ臭いにおいがする
  • 使用中に煙が発生する
  • 使用中にパチパチと音が聞こえる
  • 使用中にピカピカと光ることがある
  • ヒーター部分が黒く汚れている

このような異常を発見したら、使用を中止して、電源プラグをコンセントからすぐ抜いてください。
そして、冷めるのを待つ。冷め次第、中の様子を調べてください。異常が目で見て確認できないものの、上記のような異常が発生するのであれば、買い替え時だということになります。

オーブントースターによる火災事故を防ぐためにはくず受けトレイをこまめに掃除しよう

くず受けトレイに食品くずや油分などの汚れがあると、ヒーターの熱でそれらの汚れが過加熱となって発煙や発火のおそれがあります。特に、油分を含む食品を加熱した後は油分がくず受けトレイに落ちている可能性が高まります。具体的には、

  • フライの再加熱
  • 生肉
  • ウィンナー
  • 生魚
  • クリームが詰まったパン

などの食品です。また、汚れ防止のために、オーブントースターの床面にアルミホイルを敷いている人も要注意です。アルミホイルを敷くときにできた段差のへこみ部分に油が溜まりやすくなります。

油分の発生は仕方ないので、対策としては、油分のこまめな掃除が重要になってきます。でも毎回掃除するというのも手間がかかるものです。そこで役立つのが、オーブントースターの付属品であるトレイ皿です。トレイ皿を使用する理由は、汚れ防止だけではなく、火災予防の効果も含んでいます。

油や汚れが発生しそうな食材を加熱するときは、トレイ皿を利用しましょう。掃除もラクチンです。

オーブントースターによる火災事故を防ぐためには加熱時間に注意する

加熱経験の少ない食品の場合は、食品の様子を見ながら少しずつ加熱するようにしてください。なぜなら、どれぐらいの時間加熱しても安全なのか、経験がなくてわからないから。というのも、チーズや餅などのように加熱により形状が変わる食品は、加熱により変形して気づかないうちにヒーター部分に接触して発火する恐れがあります。

  • フライの再加熱
  • 生肉
  • ウィンナー
  • 生魚
  • クリームが詰まったパン

このような火災事故は、食品の加熱し過ぎが原因です。加熱し過ぎを防ぐには、食品の様子を見ながら少しずつ加熱をすることが重要です。

消防士に学びたい

消防士に学ぶ|餅も原因になる?オーブントースターの火事のまとめ

オーブントースターによる火災事故についてレポートしました。まとめると次のとおり。

  • オーブントースターは食品くずがたまると火災事故につながりやすい
  • オーブントースターは食品の過加熱により火災事故につながりやすい
  • 火災事故を起こさないためにはこまめな掃除と適正な加熱時間が大事

掃除をしても、どうしても取れないゴミは残ってしまいます。残ったゴミは、度重なる過熱により炭化してしまいます。つまり発火しやすくなるということ。ある程度使用したオーブントースターは、安全性、衛生面を考えて、買い替えを検討するのがベターかもしれません。主要なメーカーの売れ筋オーブントースターを紹介してこの記事を締めます。

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