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【消防士のお金事情】老後が安心なのは退職金があるからだけじゃない2つの理由

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こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回の記事は、消防士の老後について。
老後といっても、退職した後のお金事情についてです。

「消防士は公務員だから、退職金もしっかりもらえて安心ね。」

世間ではこのように話されることの多い消防士ですが、実際には退職金は年々減り続けています。

退職金は減り続けているものの、実は安心して老後を迎えることのできる仕組みが2つ存在します。

その仕組みとは、次の2つ。

  • NISA/つみたてNISA
  • iDeCo

消防士のような公務員だけでなく、一般企業に勤める会社員や自営業の立場でも利用できるこの2つの制度ですが、公務員に適した制度になっています。

今回の記事も現役消防士や消防職員OBへの取材をもとにレポートします。
この記事を読むことで、消防士の老後が安心な理由が理解できます。

老後のお金事情を理解するためにまずは老後のお金事情を理解しよう

「老後2,000万円問題」ということを聞いたことがありますか?
老後への備えとして退職するまでに2,000万円の貯蓄が必要であるという問題のこと。

これは、2019年に金融庁が発表した問題のことです。
この発表では、2017年の高齢夫婦無職世帯のひと月の平均的な家計簿を公開しています。
その中身というのがこれ。

平均収入:209,189円
平均支出:263,718円

つまり、平均支出から平均収入を引くと、マイナス54,520円になります。
毎月、5.5万円ほどの赤字ということになります。

毎年、66万円の赤字です。
60歳で退職し、90歳まで生きたとすると、老後は30年。

つまり66万円の赤字が30年続くので1,980万円の赤字ということです。
これが、有名な「老後2,000万円問題」です。

これはあくまでも平均的な話し。
最低でもこれぐらいの金額は貯蓄が欲しいということです。

では、この貯蓄を確保するために必要な2つの制度の仕組みをそれぞれ確認しましょう。

消防士の老後を助ける仕組み①NISA/つみたてNISA

NISA/つみたてNISAというのは、金融商品から得られる利益に対して、税金がかからないという制度のことです。

ふつうは、株式や投資信託などの金融商品に投資をした際、これらの金融商品により利益が発生すると、20%程度の税金をし払う必要があります。

しかし、NISA/つみたてNISAは、「NISA口座」「つみたてNISA口座」内の運用であれば、金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金をし払わなくてもよいという、めちゃくちゃお得な制度です。

NISAとつみたてNISAの違いはこれ。

  • NISA:株式・投資信託等を年間120万円まで購入でき、最大5年間非課税
  • つみたてNISA:一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税

✔ NISA

NISAとは、個人投資家のための税制優遇制度です。
2014年1月にスタートしました。
NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
投資のタイミングや額を自分でコントロールする必要があります。
大きな利益を狙いやすい分、投資に費やす時間が必要であったり、損するリスクを抱えていたり。

✔ つみたてNISA

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
2018年1月からスタートしました。

購入できる金額は年間40万円までです。
購入方法は、累積投資契約に基づく買付けに限られています。
累計投資契約というのは、投資から得られた利益を、現金で受け取るのではなく、投資から得られた利益をさらに投資に回すといった契約のことです。

非課税期間は20年間です。
購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
初心者向きで、大きな利益は狙えないものの、損するリスクは長期運用で考えた場合に非常に小さく、安定した資産運用ができます。
なぜなら、国が認めた安定的な金融商品の中からしか選べないから。
投資素人でも、安心して投資が可能です。
一度設定したら、あとは20年間ほったらかしで、コツコツと資産形成を行ってくれます。

消防士の老後を安定させるためにおすすめできるのは、もちろん、後者のつみたてNISAです。

「年間、40万円も投資にまわすの?生活できるの?」

このような不安も思い浮かぶかもしれません。
でも大丈夫。

20年間非課税になるということは、40歳から始めて、60歳の定年を迎えると抜群の効果を発揮します。
40歳の消防士となると、消防本部の規模によって多少は異なるものの、年収は600万円を超えているのが普通です。
月の手取りは約30万円、ボーナス(6月・12月)はそれぞれ70万円ほどになります。

何が言いたいかというと、年間40万円のつみたてNISAへの投資は、たいした痛手ではないということ。

もちろん、消防士にも可能な副業などのおかげで金銭的なゆとりがある場合は、40歳を待つことなく、25歳からつみたてNISAをはじめ、45歳で非課税の利益を手に入れるという選択肢もあります。

消防士にも可能な副業は、消防士ドットコム内のこちらの記事。

利益が非課税になるというお得な制度のつみたてNISAですが、始める方法はまずは証券会社に口座を作ることです。

今の時代、証券会社と言えば、この2択。

  • SBI証券
  • 楽天証券

どちらの口座を選んでも、大差ありません。
どちらかの証券会社で口座を作れば、あとは、つみたてNISAの利用を申し込むだけです。

なお、SBI証券であれば、口座開設のサポート付きサービスのある金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレード経由の申し込みがおすすめです。
↓↓↓

40万円を20年間積み立てると、800万円の貯蓄ができます。
この800万円の運用に対して20年間の運用益がのっかります。

何度も言っているように、この運用益には税金がかかりません。

消防士の老後を助ける仕組み②iDeCo

iDeCoというのは、一言でいうと、年金です。
もう少し詳しく言うと、私的年金制度。
もっと正確に言うと、個人型確定拠出年金のことです。

消防士は公務員なので、給料から強制的に年金の積立額は引かれています。

iDeCoは、給料から強制的に引かれている年金以外に、自分でオリジナル年金を積立てていこうというものです。
主な特徴はこれ。

  • 掛け金(積み立て額)を自分で選ぶ
  • 掛け金を運用する金融商品を自分で選ぶ

給料から引かれる年金とは大きく違いますね。
給料から引かれる年金は、掛け金を選ぶことはできず、掛け金の運用も選択肢がありません。

さらに次のような3つのメリットが存在します。

  • 小額から始めることができる
  • 節税効果が高い
  • コストの安い金融商品が多い

それぞれ説明します。

✔ 小額から始めることができる

将来、年金がもらえると聞くと、相当な金額を毎月支払わなければならないのかと不安になりますが、実際にはひと月5,000円から1,000円単位で設定することができます。

公務員(消防士)の場合、最大掛け金は12,000円と決められています。

✔ 節税効果が高い

毎月の掛け金全額が、所得控除の対象になります。
所得税や住民税の負担が減るという意味です。

わかりやすく言うと、あなたのひと月の給料が30万円だとします。
何もなければ、この30万円に対して、所得税や住民税が計算されて税金を支払うことになります。

しかし、iDeCoに毎月12,000円を支払っているとします。
すると、あなたの給料は30万円ではなく、28万8千円になります。

もらっている給料が減るということは、給料にかかってくる税金も減り、あなたの支払う税金が減るということです。

また別の節税効果も。

一般的な金融商品は、利益が発生すると、20%程度の税金を支払う必要があります。
例えば、100万円の利益が出た場合、20万円程度の税金を支払う必要があるということです。

しかし、なんとこのiDeCo、運用中に増えた利益には、税金が一切かかりません。
超お得な制度です、利用しないなんてもったいない。

✔ コストの安い金融商品が多い

一般的な金融商品というのは、販売手数料と、運用コストが必要です。
しかし、iDeCoを利用できる金融商品には、販売手数料がかからないものや、運用コストが比較的安いものが多数存在しています。

魅力的な金融商品が多いというのは、やはり超お得な制度であることに違いはありません。

逆に、iDeCoのデメリットは、ただ一点。

60歳まで引き出すことができない。

このデメリットにより、iDeCoの加入に躊躇する人たちが多くいます。
長い人生、不況で給料が減ったり、リストラにあうこともあるかもしれません。
そのため、一般人にとっては、60歳まで引き出すことができないというのは大きなデメリットです。
1年に1回、掛け金を変更することは可能です。

年金なので、60歳まで引き出せなくて当然と言えば当然ですが。

しかし、この大きなデメリット、消防士にとってはまったく問題ありません。
なぜなら、不況でも給料は減らない、不祥事さえなければリストラもない。

iDeCo唯一のデメリットは、消防士(公務員)にとってのデメリットではありません。

つまり、iDeCoは公務員である消防士にとっては一切のデメリットがない制度なのです。

なぜか?

それは、公務員が作った制度だからです。

自分たちの退職金が年々減っていることへの対策として国家公務員が作った制度だから、公務員である消防士にとってはメリットしかない制度というわけです。

そんなお得なiDeCoですが、始め方は、まずは証券口座を作ることから始まります。

iDeCoを始めるための証券口座として有名なのは、次の2択。

  • SBI証券
  • 楽天証券

証券口座を作った後は、証券会社の説明に従ってiDeCoの口座を開設するだけです。

iDeCoに関しても、SBI証券であれば、口座開設のサポート付きサービスのある金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレード経由の申し込みがおすすめです。
↓↓↓

ひと月に上限である12,000円をiDeCoに支払うとします。
年間で144,000円の支払いです。

30歳から始めたとすれば、4,320,000円の年金を積み立てることができます。

この積立額は、金融商品で運用しているのでプラスアルファの利益が発生します。
しかもその利益に対して税金(20%)は支払う必要なし。
さらに、毎月の給料から引かれる税金も少なくなり、目に見えない部分でもお得。

やらない手はないですね。

【消防士のお金事情】老後が安心なのは退職金があるからだけじゃない2つの理由のまとめ

消防士の老後、その中でも退職後のお金事情についてレポートしました。
まとめると次のとおり。

  • 消防士の老後を楽にするのはNISA/つみたてNISAとiDeCo
  • この2つが消防士にとって有利なのはそもそも公務員が作った制度だから
  • NISAはつみたてNISAの方が老後のための長期運用に向いている
  • つみたてNISAもiDecoも始めるには証券会社に口座を作ることから

身の丈に合った生活をして、つみたてNISAとiDeCoに加入していれば、退職後の生活も安心だということが良くわかりました。

ただ、もう少し裕福な暮らしが行いたいのであれば、現役消防士にも可能な副業で稼ぐという方法もあります。
詳しくは、消防士ドットコム内のこちらの記事で紹介しています。

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