こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回は119番通報をするときの不安について。
その不安とは、消防車や救急車に来てもらいたい場所をどうやって説明したら良いのかということ。
例えば、車を運転中に、交通事故を目撃したとします。
怪我をしている人がいます。
救急車が必要です。
今いる場所をどのように説明したら救急車が来てくれるでしょうか。
自宅なら住所まで言えるでしょうが、出先の場合は困りますね。
今回も現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに説明します。
この記事を読むことで、いざというときに119番通報をする不安を減らすことができます。
それではレポートします。
119番通報時に住所がわからない不安を解決する方法①信号機
近くに信号機がある場合は、信号機の下についている看板を探してください。
信号機には交差点の名前が標記されていることが一般的です。
交差点の名前というのは場所の特定に役立ちます。
119番を受ける消防士にとっては検索しやすいキーワードです。
119番通報時に住所がわからない不安を解決する方法②周囲の人に聞く
火災が起きたり、交通事故が起きて大きな衝突音がしたりすると周囲の住民が家から出てくることがよくあります。
俗に言う”野次馬”ですね。
この野次馬は役立ちます。
なぜなら住民だけに家の住所を言えるから。
家から出てきた野次馬に聞きましょう。
「お宅の住所を教えてくだい、救急車にこの場所を伝えたいんです!」
普通の人なら教えてくれるはずです。
住所さえわかればこっちのもの、119番を受けた消防士もピンポイントで出動場所を把握します。
119番通報時に住所がわからない不安を解決する方法③表札
野次馬が出てこなかったとしても、街中であればチャンスがあります。
今の時代は個人情報の漏洩を防ぐという意味で、家の門扉に住所を表示する人は少なくなりました。
というか、ほとんどいません。
しかし、古い町並みの住宅街などでは、いまだに住所を表示した住居があります。
そのため、野次馬が出てこなかったとしても、消防を呼びたい場所が住宅街であれば周囲の門扉を見渡してください、住所が見つかるかもしれません。
119番通報時に住所がわからない不安を解決する方法④周囲の店舗の支店名
近くに店舗やコンビニ、ガソリンスタンドなどがあればあと一歩のチャンスです。
あと一歩というのは、例えばコンビニであれば、
と伝えるだけではダメという意味です。
あと一歩踏み込んで、支店名や店舗名を探してください。
といった部分まで説明できれば、119番を受けた消防士も出動場所の特定が可能です。
119番通報時に住所がわからない不安を解決する方法⑤周囲の工作物
住所以外にもヒントはあります。
例えば次のような工作物。
このような工作物が周囲にあればよく見てください、名前が付いていることがほとんど。
工作物の名前によっても出動場所が特定できることがあります。
周囲に民家もない、人もいない、店舗もない、このような時は工作物の名前を探しましょう。
119番通報時に住所がわからない不安を解決する方法⑥高速道路の場合
高速道路で消防を呼ぶ必要があった場合、どのように説明したらよいでしょうか。
周囲には何も目印がありません。
当然ですよね、高速道路です。
実は高速道路には、一定区間ごとに、数字がかかれた看板があります。
この看板には、「324.5キロポスト」といった表示がされています。
この表示を119番通報した時に伝えると、正確な場所が特定できる仕組みになっています。
119通報の不安を解消!住所が分からないときの対処法のまとめ
119番通報時の場所の説明方法についてレポートしました。
まとめると次のとおり。
この記事を読んで、やっぱり119番通報は不安だと思った人もいるかもしれません。
でも安心してください。
実際には、119番通報をすると、通信指令の消防士から質問攻めに合います。
その質問に答えるだけで通報は完結します。
火災や救急患者への対応は、早ければ早いに越したことはありません。
躊躇することなく、思い切って119番通報をお願いします。
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