【消防士に学ぶ】ローリングストックで災害に備えろ!

防災・火災予防知識

こんにちは、TEAM WEBRIDです。
「ローリングストック」という言葉、聞いたことありますか?
ローリングストックというのは、効率の良い非常食の管理方法のことです。
非常食といえば、

  • 保存が利くということで割高な金額
  • 本当に使うかどうかわからないのに買う必要があるのか悩む
  • 買ったはいいものの、いつのまにか消費期限が切れている

といった悪いイメージが浮かびますよね。
「ローリングストック」は、このような非常食に対する悪いイメージ、デメリットを払拭してくれる非常食の管理方法です。

今回の記事も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとにレポートします。

この記事を読むと、「ローリングストック」の仕組みが理解でき、災害への備えに対する価値観が変わること間違いなし!

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【消防士に学ぶローリングストック】災害時に避難する時のグッズは何が必要か?

災害に被災し、避難する時のグッズは、実際にはどんなものが必要になってくるのでしょうか?

避難する時のグッズは、

  • どのような災害なのか
  • どのような被害が出ているのか

このような条件により、必要なグッズや量は異なります。

例えば、とても大きな地震が起きて、道路が寸断されて物流が止まり、ライフラインすべてを失ってしまうような被害が発生したとします。

当然、必要になってくるものは次の4つ。

  • 飲食物
  • 生活用品
  • ウイルス感染対策品
  • 常備薬

ひとつめ、飲食物といっても、何日分の飲食物を用意したら良いでしょうか。

一般的には、飲食物は最低3日分必要だと言われています。
また、さらに大きな被害が発生している場合は、一週間分の飲食物が必要だと言われています。

ただ、3日分の飲食物といわれてもどれぐらいの量が必要かわかりませんよね。

一般的には、飲料水の場合で考えると一人一日3リットルの水分が必要とされています。
3リットルの水は3キロです。
では、7日分の水を用意するとなると、21リットル、つまり21キロ。
しかもこれは一人分。
4人家族になれば、84キロです。
このような量の水分を持って避難するなんて、現実的ではありません。

現実的には、安全な避難行動や避難時の負担を考えると、避難時の荷物の重さは次のとおり。

  • 男性15 kg程度
  • 女性10kg 程度

先ほど言ったように、避難時の持ち出し品は、飲食物、生活用品、常備薬と、水分だけではありません。
となると、持ち出し品としての飲料水は4リットル前後。
飲みやすさを考慮すると、2リットルのペットボトル1本、1リットルのペットボトル1本、500ミリリットルのペットボトル2本ぐらいが最適です。

また、飲食物も重要ですが生活用品(着替えや歯ブラシなど)や常備薬などは長い期間手に入らない可能性があることも事前に考えておきましょう。

新型コロナウイルスの流行により、行政機関の感染対策品の備蓄量は相当な量に達しています。
しかし、行政からの支援物資が届く避難所に必ずしも避難できるとは限りません。
自分でも準備しておく方が賢明です。

次に、広範囲な大地震ではなく、局所的な水害などによる避難についてお話しします。
道路の状況にもよりますが、物流への影響も局所的なため、長期間の飲食物の持ち出しは必要ありません。
ただ、しばらくは洗濯ができない状況も考えられます。
冬場であれば、濡れた衣類のまま避難所で寒さに耐えなければならないかもしれません。
したがって、衣類は多めに用意し、防水のためにビニール袋に詰めることをお勧めします。

避難のための持ち出し品は、両手が自由に使えるリュックなどに重さを考えながら入れておき、玄関の近くなどの取りやすい場所に準備しておきましょう。

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【消防士に学ぶローリングストック】準備物がわかったところでローリングストックを理解する!

では、家庭での備蓄(ローリングストック)について考えてみましょう。

日常的に食べ慣れていないものを、いざという時のためにという一時的な思いで備蓄しても、

  • どこに置いたかわからない
  • 気づいたら消費期限が切れている

となってしまいます。

また、保存期間が長く普段食べなれていないものは、口に合わないことも多い。
普段、水ではなくお茶やジュース、コーヒーを主に飲んでいる人が、水だけで1日生活するということはなかなかのストレスです。

そこで、役に立つのが、ローリングストック。

  • 普段から食べなれているもの
  • 普段から使い慣れているもの

などを、少し多めに準備しておき減ったら買い足すローリングストックがおすすめです。

災害時の避難で必要なものを、少し多めに買っておくのです。
ただそれだけ、何も難しくありません。

>>>被災して避難する場合に必要なもののリストはこちらの記事

さらには、その少し多めに買ったものは、ストック置き場ではなく、玄関の近くにおいてある非常持ち出しリュックの中に保管しましょう。

食べ物についても同じ考え方です。
被災し、冷蔵庫が使えなくなった場合も、自然解凍で食べることができるような冷凍食品を常に冷凍庫に入れておき、避難時に持ち出せばよいわけです。
夏場であっても、もともと冷凍保存しているのでしばらく腐らずにもちこたえてくれます。

先ほどの水についても同じ。
いつもより少し多めに家庭にストックするようにしましょう。
もちろんその保管場所は、玄関付近の非常持ち出し袋の中です。

冷蔵庫の中のお茶やお水がなくなったら、ストック置き場ではなく、非常持ち出し袋の中の水を出します。

つまり、非常持ち出し袋自体が、家庭のストック置き場になるわけです。

買い物から帰ったら、避難時に持ち出す品については、ストック置き場に置くのではなく、非常持ち出し袋に入れます。
具体的には袋に入れる必要はありません。
いざという時に、玄関付近にまとまって置いてあるストック置き場の食料を、袋に詰めるだけ。

他にも例えば、災害時に便利なサランラップです。

  • 食器などを衛生的に使える
  • 傷口の保護に使える
  • 防寒に使える

どこの家庭にもサランラップって必ずありますよね。
予備のサランラップが家庭にある人は、置き場を非常持ち出し袋の中に変更してください。

  • 残りが少なくなってくると次のサランラップを買いに行くというタイプの人
  • なくならないと次のサランラップを買いに行かない人
  • 家庭に予備を置いていない人

このような人たちは、予備のサランラップを買いに行きましょう。
なにもサランラップに限ったことではありません、被災時に役立つもの、非常持ち出し袋に詰めて避難するようなものは、予備を購入し、非常持ち出し袋に詰めておきましょう。

ローリングストックのイメージ(サランラップ)
  • 日常使いのサランラップがなくなる

  • 非常持ち出し袋からサランラップを取り出し日常使いにする
  • サランラップを買いに行く
  • 買ってきたサランラップを非常持ち出し袋に入れる

  • 以後繰り返し

サランラップは腐らないので効果が少ないですが、これが食料や水だとどうでしょう。

ローリングストックのイメージ(ミネラルウォーター)
  • 冷蔵庫のミネラルウォーターがなくなる

  • 非常持ち出し袋からミネラルウォーターを取り出す

  • ミネラルウォーターを買いに行く

  • 買ってきたミネラルウォーターを非常持ち出し袋に入れる
  • 以後繰り返し

どうですか?

非常持ち出し袋の中身が腐ることや消費期限が切れることは防げますよね。
最初に説明した非常食のデメリット、

  • 保存が利くということで割高な金額
  • 本当に使うかどうかわからないのに買う必要があるのか悩む
  • 買ったはいいものの、いつのまにか消費期限が切れている

このようなデメリットはすべて打ち消すことができるのがローリングストックです。

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【消防士に学ぶローリングストック】備蓄非常食の管理に最適なローリングストックのまとめ

ローリングストックの仕組みやメリットについて説明しました。
まとめると次の一言。

ローリングストックとは、特別な非常食ではなく、普段から食べ慣れた食品を少し多めに購入し、非常持ち出し袋にストックし、日常的に古いものから順に消費し、消費した分を購入したらまた非常持ち出し袋に補充していくという、管理方法でした。

>>>被災して避難する場合に必要なもののリストはこちらの記事

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