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【消防士に学ぶ】災害時の寝袋の選び方

災害時用アイテム

こんにちは、TEAM WEBRIDです。
この記事のテーマは寝袋です。
消防士厳選のおすすめ寝袋を紹介します。
寝袋といえば、災害時にどのようなことに役立つアイテムだと想像できますか?
寝袋がないと、災害時、次のようなデメリットがあります。

・避難所の毛布などはカビやダニなどの衛生面が不安で、ただでさえ疲れている被災後なのに、安心して寝ることができないため疲れが取れない
・季節によっては、避難所で寝る際にも寒くてつらい思いをする
・避難所においても、布や毛布をはおるだけで寝るのは、防犯面が不安、特に女性は治安面でも不安が大きい

こんな目にはあいたくないですよね。
逆に、寝袋があれば災害時、次のようなメリットがあります。

・清潔な状態で睡眠をとれるので、安心感の違いから、疲れの取れ方が違う
・避難所が寒く、支援物資の毛布などだけでは体が寒い時でも、暖かくして寝ることができる
・寝袋の中に入れば、顔以外は閉ざされた空間になるため、防犯面や治安面でも安心して寝ることができる

この記事では、寝袋について性能や特徴だけでなく、使用者のレビューも踏まえてレポートします。
この記事を読むことで、寝袋を買うにあたり、次のようなことが理解できます。

・どんな種類があるのか?
・何に注意して買えばよいか?
・あなたが重要視すべきポイントは何か?

お気に入りのアイテムが見つかった場合は、非常持ち出し袋の防災セットにぜひ追加してください。

それではレポートします。

寝袋を購入するにあたり基礎知識

✔ 寝袋とは?

寝袋と聞くと、体ごとすっぽり入る袋状のふとんを思い浮かべますが、大きく分けて次の2つのタイプがあります。

  • 封筒型
  • マミー型

封筒型の寝袋は、敷布団と掛け布団に挟まれるような寝心地になるので、家で寝ているかのような感覚で快適に寝られるのがメリットです。
一般的なエリア、特に寒いエリアでなければ、避難所で使用するなら封筒型の寝袋がオススメでしょう。
寝心地の良さだけでなく、価格が安いものから選べるのも魅力です。

ただし、収納袋に収納しても結構かさばるので、非常持ち出し袋(防災セット)とは別に持って避難することが前提となります。
マミー型の寝袋は、頭まですっぽり袋にくるまれる形状で、基本的にはキャンプなどではなく、山登り用のものです。
山登りにおいては、できるだけ軽くて、収納後も小さければ小さいほど重宝されます。

つまり、山登り用のマミー型寝袋は、軽くて、収納すれば超コンパクトになるので、災害時の避難用にもってこいの寝袋です。
また、山登り用のマミー型寝袋は、気温が低い山での使用を前提にしているため、保温能力が高いものが多く、寒い避難所生活を乗り切るには最適と言えます。

✔ 寝袋購入時のアドバイス

寝袋には、性能として使用温度が表示されています。
暑い時期は、性能にこだわる必要はありません。
避難所は暑すぎるぐらいで、寝袋なしで寝ることもできます、防犯に気をつける必要はありますが。
しかし、寒い時期には、保温性の低い寝袋だと、寒さと被災後の不安で眠れません。
大は小を兼ねるという意味で、災害用に用意しておく寝袋は寒い時期にも対応できるものでなければなりません。
季節に合わせて、避難時に持ち出す寝袋を選べるほど余裕があればよいのですが、いつ起こるかわからない災害用に複数のタイプの寝袋を所有するのは非効率です。

使用温度は中綿の素材と量で変わってきます。
寝袋の中綿の素材は、次の2種類があります。

  • 化学繊維(ポリエステルなどの化学繊維)
  • ダウン(羽毛など鳥の羽)

それぞれ、特徴が異なります。

まず、化学繊維素材はダウンに比べて、金額が安いという特徴があります。
また、化学繊維は水に強く、水に濡れても保温性を保ってくれるというメリットもあります。
大雨や河川の氾濫による被災の場合、水に濡れても保温性を保ってくれるというのはありがたいですね。

ダウン素材は、化学繊維と比べて、同じ量の中綿でも保温性がより高いものです。
つまり、同じ使用温度の製品の場合、化学繊維よりもダウンの方が、軽量・コンパクトにできるのが最大のメリットです。
軽量・コンパクトというのは、被災時の持ち出し品としてもってこいです。
ただし、価格がその分高いのがデメリットといえます。

これらの点を踏まえて、災害時用の寝袋を検討する必要があります。
この場では、一番ストレスの高い、避難時の寒さ対策に重点を置き、ダウン素材の寝袋の中からおすすめを紹介します。

ダウン素材の製品を知るにはフィルパワー(FP)を理解しよう

ダウン素材の製品には、製品の説明として、フィルパワー(FP)と表現される性能が表記されています。
フィルパワー(FP)とは、羽毛の膨らみ具合を現す単位です。
800フィルパワーとは、1オンスの羽毛が800立方インチの体積に膨らんでいるという意味です。
フィルパワーの数値が大きいほどふっくらしている、つまり空気を多く含んでいるということ。
含まれている空気が多いということは、含まれる空気による断熱効果が大きいということ。
つまり、保温性に優れ、暖かく良質なダウンということです。
数値による判断は次のとおり。

一般論
  • 低品質ダウン:500フィルパワー以下
  • 良質ダウン:600~700フィルパワー
  • 高品質ダウン:700フィルパワー以上

フィルパワーが大きいと、同じ量の寝袋なら、より暖かい寝袋になります。
また、同じ暖かさの寝袋なら、フィルパワーの大きい寝袋の方が、使用するダウンの量が少なく済むため軽く、避難時に持ち運びしやすい寝袋となります。

ナンガ シュラフ 寝袋 ダウンバッグ 350STD

✔ 性能や特徴

ナンガのフラッグシップモデルがさらに進化したモデルです。
カバーがいらない4シーズン使用可能な高機能コンパクトモデルです。
新しくチタンスパッタリング材を、ボックスキルト構造に採用することにより、チタンの蓄熱・保温効果で今までにない暖かさを実現してくれます。
ダウン量は600グラムです。
フィルパワーは760、良質なダウンです。
快適使用温度は-4℃、下限温度は-11℃です。
相当過酷な状況下でも耐えてくれますね。
サイズは最大長210cm×最大肩幅80cm。
収納サイズは直径17cm×31cm。
総重量は約1100gです。

✔ アマゾンよりレビューを引用

1モデル前のオーロラライト 750dxも持ってますが、600 dxはそれよりも暖かい感じます。チタンのおかげでしょうか。収納も750よりも小さく、モンベル のコンプレッションキャップSサイズでかなり小さくできます。とても暖かく、小さくなるので重宝してます。

アマゾンよりレビューを引用

✔ 必要予算

55,000円程度です。
それなりの予算は必要ですが、避難先で辛い思いをすることを考えたら安いものかもしれません。
高い分、安物の寝袋とは異次元の快適性です。

✔ アマゾン・楽天・ヤフーでの送料含んだ最安値

どのサイトも大差がありません。
日常からポイントを貯めているサイトや、送料無料になる会員になっているかなどを考慮してサイトを選ぶのが賢い選択です。

イスカ(ISUKA) 寝袋 630EX

✔ 性能や特徴

厳冬期の中級山岳や残雪期の3000mクラスに最適のモデルなので、寒い時期の避難所での睡眠も快適にサポートしてくれます。。
保温効率の高い台形のボックス構造です。
独特のショルダーウォーマーは、最軽量でも効率良く、首からの放熱を防ぐ、マフラーの働きをします。
フード部分にはダウンの入ったダウンチューブを装着し、フィット感に優れています。
滑りが良く収納しやすい、シリコン素材のスタッフバッグです。
専用のスタッフバッグは少し大きめの設定で、非常持ち出し袋に入りきらなかった防災グッズも一緒に収納可能です。
羽毛量は630グラム。
800フィルパワーを誇ります。
広げたサイズは80(肩幅)×213(全長)cm
平均重量は1060グラム。
収納サイズは20(底直径)×34(高さ)cm
最低使用温度は-15度です。

✔ アマゾンよりレビューを引用

FP800は伊達では無いですね。収納もスムーズでコンパクトに収まり値段だけの事はあります。
ファスナーも非常にスムーズで良く出来ています流石です。

アマゾンよりレビューを引用

✔ 必要予算

48,000円程度から58,000円程度まで開きがあります。

✔ アマゾン・楽天・ヤフーでの送料含んだ最安値

アマゾンが最安です。
しかもプライム商品。
アマゾンプライム会員の方は迷わずアマゾンでの購入が賢い選択です。

THE NORTH FACE(ザノースフェイス) 寝袋 NBR41800

✔ 性能や特徴

3シーズンを通して幅広い用途に活用できる-9℃対応のスリーピングバッグです。
保温材は高品質の700フィルパワーのダウンを使用しています。
頭部、背部、臀部、踵部の圧力が集中する箇所に潰れにくく熱効率を高める特長を持つ長繊維のクライマシールドプリズムを配置し、底冷えを軽減します。
また、立体的な設計でゆったりした構造のフットボックスや、フィット感を高めたフードなど、素材と構造の両方で、無駄なヒートロスを軽減することにこだわっています。
梱包サイズは61 x 38 x 24 cm。
重さは1.11 Kgです。

✔ 必要予算

50,000円前後。

✔ アマゾン・楽天・ヤフーでの送料含んだ最安値

ヤフーの47,000円台が最安です。
しかも送料無料。
あとは、普段使いのポイントを考慮して購入サイトを選んでください。

スノーピーク(snow peak) BACOO 350 BDD-021

✔ 性能や特徴

肩を包み込むデザインとなるよう、ジッパーを上部にオフセットしています。
無理な腕の動きをさせない位置にジッパーラインがあるため、開閉がスムーズです。
暗がりでもわかりやすいドローコードになっています。
ジッパーラインを上部にオフセットしたことにより、側面がスッキリとし、肩口を包み込む様なデザインとなっています。
ダウン350g、800FPです、ダウンの量が他の寝袋よりも少ない分、下限温度も高めの1℃です。
収納サイズは直径16cm×25cmです。

✔ 必要予算

38,000円程度。

✔ アマゾン・楽天・ヤフーでの送料含んだ最安値

どこのサイトも大差がありません。
日常からポイントを貯めているサイトや、送料無料になる会員になっているかなどを考慮してサイトを選ぶのが賢い選択です。

寝袋内で暖かく過ごすためのワンポイントアドバイス

寝袋というものは、表面がナイロン素材のため、どうしても触れた感覚が冷たく感じてしまいます。
また、寝袋の中が暖かくなる原理は、寝袋の中のダウンの層が体温により温められることで、体の周囲を外気から守ってくれるというもの。
つまり、ダウンの層が温まるまでは冷たいものです。

そこで、寝袋だけで寝ようという考えを改め、避難時に持ち運びしやすいよう、薄手でもいいので
フリース素材のインナーを用意してください。
フリース素材は、みなさんご存じのとおり、人間に触れている部分はすぐに温まりますよね。
この効果で、寝袋内が温まるまでの冷感対策になります。

✔ アマゾンよりレビューを紹介

寝袋のインナーとしてセールで購入しました。いつもお安いノンブランド品を購入しているのですが、細部の作り込みがしっかりしていて、やはりブランド品は違うなあと感心しました。ペーズリー柄もかわいいです。

アマゾンより引用

このシリーズは他にも持ってますが既に持っている寝袋の中に入れられるのでとてもよい。
夏は寝袋のみ。春先と秋はフリースインナー入れて快適に寝れます。
膝掛けにもなるのでオススメです。

アマゾンより引用

✔ 必要予算

3,000円弱で購入可能です。

✔ アマゾン・楽天・ヤフーでの送料含んだ最安値

どこも大差がありません。
日常からポイントを貯めているサイトや、送料無料になる会員になっているかなどを考慮してサイトを選ぶのが賢い選択です。

【消防士に学ぶ】災害時の寝袋の選び方のまとめ

災害時に、避難所で快適な睡眠をとるための寝袋についてレポートしました。
まとめると次のとおりです。

  • 寝袋には封筒型とマミー型があるものの、災害時はマミー型がおすすめ
  • マミー型がおススメの理由は軽くてコンパクトになるから
  • 寝袋の中綿は化学繊維とダウンの2種類あるがダウンがおすすめ
  • ダウンは軽く、少ない量でも暖かいため体積をとらないから災害向き
  • ダウンの性能はフィルパワーで表され数値が大きいほど品質が高い
  • 寝袋は触れた感覚が冷たいためフリースのインナーを利用するのがおすすめ

寝袋があるかないかで、冒頭に述べたとおり、避難所での安らぎは別世界です。
ぜひ、非常持ち出し袋の防災セットと合わせて準備をしておきましょう。

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