こんにちは、TEAM WEBRIDです。
今回のテーマは、消防士採用試験の難易度について。
- 消防士になりたいけど採用試験はどれぐらい難しいの?
- 合格するためにはどんな勉強をしているの?
- 合格するための勉強法を教えて!
これから消防士になろうとしている人は、このような不安を抱えていると思います。
そこで、消防士になりたい人に向けて、消防士採用試験の難易度を、3つのステージ別にわかりやすく解説したいと思います。
今回の記事も、現役消防士や消防職員OBへの取材をもとに説明します。
この記事を読むことで、消防士になるためには自分に何が必要なのか見えてくるはずです。
それではレポートします。
採用試験の合格で1年遅れにならないために消防士の採用試験勉強を始める前に知っておくべきこと

ほとんどの消防本部が採用試験を、
といった採用区分で分類しています。
しかし、世の中には高校卒業程度と言っても、商業や工業から普通科まで幅広く学業レベルには差があります。
また、大学卒業程度ともなれば、俗に言う低ランク大学から超難関大学まで、学業レベルの差は大きいものです。
このように、学業レベルに大きな差があるものの、
「消防士採用試験の高校卒業程度を受かりたいのであれば・・・・」
「消防士採用試験の大学卒業程度に受かるためには・・・」
といったように、採用区分ごとに勉強法をまとめて言い切るのは無理があります。
そこで今回の記事では、消防士になるための難易度を大学卒業程度、高校卒業程度関係なく、3つのステージに分類して説明します。
その3つのステージとはこれ。
それぞれ説明します。
独学でも十分受かる可能性のある人

最初のステージは、独学でも十分受かる可能性の高い人について。
このステージにあたる人は、次のような人たちです。
このような人たちにとっては、消防士の採用試験はどちらかといえばイージーレベルです。
そもそも、このような人たちで大学卒業枠の採用枠が埋まってしまったら、大卒の消防士はみんなこのようなレベルの人たちだらけになってしまいます。
現実はそうでもない。
大卒の消防士には、さまざまな大学卒業者がたくさんいます。
つまり、国公立大学以上の学業レベルがある人たちにとっては、消防士採用試験の筆記試験レベルはライバルが少ないということです。
このレベルの人たちとなると、消防士のような公務員を目指すより、一流企業、二流企業を目指す人が多いからライバルが少なくなるという事実もあります。
このような人たちは、公務員採用試験の通信教育や専門学校などに行く必要はありません。
参考書などを購入して独学で勉強するだけで十分合格レベルまで到達できます。
あとは、勉強分野だけは間違わないように気をつけるだけです。
というのも、消防士の筆記試験は、消防本部の違いによって2つの分野に分かれています。
消防士採用試験の筆記試験について詳しくは消防士ドットコム内のこちらの記事をご覧ください。
自分が受験する消防本部の受験案内にしっかりと目を通し、どちらの筆記試験を採用している消防本部なのかきちんと確認してください。
3種類程度の参考書をみっちりやりこめば、筆記試験は十分合格レベルまで到達します。
消防士採用試験に役立つ参考書はこちらの記事で紹介しています。
ただ、1点のみ注意してほしいことがあります。
それは最初に説明した「塾などに行かず独学で」というキーワードです。
大学受験では多くの受験スタイルが確立されており、高額な学習塾が引いたレールの上を進むだけで、それなりの大学に受かることが可能です。
本人の努力による成長も、もちろん合格を後押ししたわけですが、勉強の方法はあくまでも学習塾が引いたレールの上を通っただけであり、自分で勉強方法を確立したわけではありません。
つまり、塾のお世話になったうえで、国公立大学や国公立大学と同程度以上の私立大学に受かったような人は、独学で消防士採用試験を受けることは適していません。
なぜならこのような人たちは、独学での勉強の経験がないからです。
次の項目で説明する、通信教育や公務員専門学校にお世話になるのが賢明です。
ただ、持ち前の学業レベルを活かすことができるので、通信教育や公務員専門学校のお世話になりさえすれば、消防士採用試験の合格はイージーでしょう。
通信教育を受けないと受かりにくい人

次に説明するのは、通信教育を受けないと受かりにくい人について。
このステージにあたる人は、このような人たちです。
このような条件に該当する人は、通信教育を受けて消防士採用試験対策を行うことで、合格する可能性が高くなります。
要はこのようなタイプの人たちです。
消防士採用試験は、年に1回しか実施されないことを考えると、最初の1回目で合格しないと1年を棒に振ることになります。
独学の1年目で採用試験に失敗し、通信教育を受講。
2年目は無事に合格。
「こんなことなら最初から通信教育を受けておけばよかった」
このような新人消防士の話はいくらでも耳にします。
消防士になれば、年収400万円以上は確実にもらうことができます。
通信教育にかかる費用なんてすぐに回収できますからね。
消防士採用試験の通信教育については、消防士ドットコム内のこちらの記事で説明しています。
専門学校に通わないと受かりにくい人

最後に説明するのは、専門学校に通わないと受かりにくい人です。
このステージにあたるのは、このような人たち。
要は、高校卒業枠においても、大学卒業枠においてもギリギリ合格するようなタイプです。
このような人たちは、1年目で受かることはまずありません。
そもそも勉強が苦手で、公務員専門学校に通うという選択肢も持たないような人たちです。
1,2年不合格となり、そろそろやばいという藁にもすがる思いで公務員専門学校に通いだします。
するとあら不思議、なんとか合格しちゃうんです。
これが公務員専門学校のすごいところ。
今までの卒業生の合格パターンから徹底的に対策を叩き込みますからね。
まあそうじゃないと通う意味もないんですが。
もちろん、公務員専門学校に通ってから消防士になった人みんなが、このような勉強が得意ではない人たちというわけではありません。
本来、通信教育だけでも合格できる人、独学だけでも合格できる人達でさえ、確実に合格するために公務員専門学校に通うこともあるわけです。
ますます、このステージにあたる勉強が得意でない人たちは、合格が遠のくわけです。
公務員専門学校については、消防士ドットコム内のこちらの記事で紹介しています。
資料請求までは無料なので、いったんは複数の学校の資料を取り寄せ、自分のフィーリングに合うところを選んでください。
住んでいるエリアが地方のため通えるエリアに公務員専門学校がないという人は、消防士になることをあきらめた方が無難です、お金と時間の無駄です。
ただ、どうしてもあきらめきれないという熱い思いがあるのであれば、通信教育による自主学習に励んでください。
【消防士になる】採用試験の難易度を3つのステージ別にわかりやすく解説のまとめ

採用試験の難易度を3つのステージ別に説明しました。
まとめると次のとおり。
筆記試験に重点を置いた説明となりました。
「消防士になるには体力試験も重要でしょ?」
こんな声が聞こえてきます。
未だにこのようなことを言っている人、大間違いです。
消防士採用試験は、筆記試験がすべてです。
その理由については、消防士ドットコム内のこちらの記事から読み進めていくとだんだんと理解できます。
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