【消防士】面接に落ちないための対策9つ【見た目編】

採用試験を知る

面接試験では、会話の内容だけが採点されるわけではありません。
会話の内容と同じぐらい重要なことが、見た目点です。
人は見た目が9割という言葉を聞いたことがあると思います。
面接の限られた時間、限られた会話だけで人物像を見極めることは難しいことです。
そこで重要になってくるのが会話以外の部分、つまり見た目です。
そこでこの記事では、面接に落ちないためのポイントを見た目に絞ってレポートします。
受かるためのポイントではなく、落ちないためのポイントと表現している理由は、面接試験が加点方式ではなく減点方式によるためです。
どうして減点方式なのか、減点方式だから何に気をつけなければいけないのかということは、こちらの記事【対応編】で詳しくレポートしています。

今回の記事も現役消防士や、消防職員OBからの取材をもとにレポートします。
この記事を読むことで、面接時の見た目点で、減点されないための注意点が理解でき、面接試験に合格できるはず。
それでは、レポートします。

スポンサーリンク

髪型が悪い

髪型は必ず丸坊主にしてください、なんてことは言いません。
丸坊主にまで短くする必要はありません。
短ければ短いほど受かりやすいなんてことはありません。
スキンヘッドなんかで現れてもダメです、むしろ一般市民から見たら怖がられるため逆効果
ポイントは、消防士にいそうな髪型であれば、どんな髪型でも大丈夫ということ。
服装と同じように、面接官から見ても消防士の仲間にいそうな人物というのは違和感がなく好印象です。
逆に、次のような髪型は消防士にいないので、違和感があり減点される可能性が大きくなります。

  • 長髪
  • ボサボサ
  • 清潔感がない
  • パーマ
  • 前髪が眉毛より長い

特に、長い前髪には大きな違和感を持たれます。
なぜなら消防士はみんな前髪が短いから。
どうして前髪が短いか。
それは、空気呼吸器の面体を着装した時に、前髪が長いと面体のゴムの部分に髪の毛が挟まり、気密が取れなくなるからです。
面接官である消防士から見て、違和感のない髪型にしてください。

スポンサーリンク

態度が悪い

消防士の採用試験会場であっても、TPOをわきまえた振る舞いができない受験生が目立ちます。

【TPO】
Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字をとって、TPO。
「時、場所、場合に応じた態度の使い分け」を意味する和製英語。

椅子に座った待ち時間、偉そうに足を投げ出して座っている姿でも見れば、即チェックが入り記録されます。
面接試験会場にいる消防職員は、全員が試験採点者だと思ってください。
面接官だけが、試験採点者ではありません。
試験監督として派遣されている職員は、試験会場の運営だけが業務で来ているわけではありません。
将来の自分たちの仲間になる人間としてふさわしいか、ふさわしくない人物はいないかということを探るよう指示を受けて採用試験会場に来ています。
気になる行動があれば、

「受験番号〇〇〇番の受験生は態度が悪い、一緒に仕事はしたくない」

ということで受験番号をメモされ、落とされます。

スポンサーリンク

服装が悪い

面接官が、最初に受験生を目にする、つまり第一印象を受けるのは、面接部屋のドアが開いた瞬間から椅子に座るまでです。

「失礼します!」

の声とともに部屋に入室し、自分が座る椅子のそばまで歩き、受験番号などを説明し、面接官の指示のもと椅子に座るというのがオーソドックスな流れ。
このとき、面接官が見ているのは服装です。
人生のかかった大勝負である就職の面接試験。
そのような場面で、

  • しわだらけのスーツ
  • ゆがんだネクタイ
  • 汚れた白シャツ

の受験生がいたとしたら、消防士として同じ仲間にしたいと思うでしょうか。
思わないですね。
市民と触れ合うことの多い消防士に、清潔感は必須項目です。
就職試験の面接では、服装を整えることは当たり前のことだと思われがちですが、気を抜かないように気をつけてください。

 スーツ

また、スーツの色が薄めのもの、グレー系もおすすめできません。薄い色は軽い印象を与えます。
誠意あるキリっとしたイメージを与えるダーク色、例えば黒などが無難です。
もしくはダークネイビーなどの濃い色にしてください。

 カッターシャツ

カッターシャツは真っ白でアイロンをキッチリあててください。
カラーシャツや柄シャツはTPOに合いません。
シワと汚れのないカッターシャツを着ていきたいために、新品のカッターシャツで面接試験を受けることは避けてください。
新品のカッターシャツは、不自然な場所に折り目の線が入っています。
逆に目立ちます。
アイロンに不安な人は、ノンアイロンシャツがおすすめです。
試験会場に行くまでの公共交通機関の利用で、せっかくアイロンをあてたカッターシャツにシワがついてしまったというアクシデントも防げます。
TEAM WEBRIDは別企画において、複数社のノンアイロンシャツの比較検討を行っていますが、ユニクロのノンアイロンシャツはまったくダメ。
アイロンをかけないとシワだらけで使い物になりません。
ノンアイロンシャツとして、まったくのノンアイロンでの使用が可能なのは、こちらの「i-Shirt」シリーズのみです。

ネクタイは暗めの色が無難です。
TEAM WEBRIDとしてのおすすめは、紺かダークブルーです。
このような色です。

真っ黒にしてしまうと喪服になってしまうので、黒以外の暗めの色にしてください。
ここまでの服装で、何か気づきませんか?
実はこのスーツスタイルの色合い、消防士の制服に似せています。
加点とまではいかないものの、同じ消防士の仲間になる人材を探している面接試験の場です。
ふだん見慣れている消防士の制服に似ている服装が似合っていれば、好印象なのは間違いありません。
無駄な減点も防げます。

姿勢が悪い

特に、集団面接の場においては、グループ内ごとに点差をつける必要があります。
特に点差をつけるための要因がなかった場合、面接官は何を理由に点差をつけるでしょうか。
面接試験中に、一番長く面接試験官の目に映る受験生の姿は、椅子に座っている姿です。
この椅子に座っている姿の印象が悪いと、結局のところ雰囲気で減点される可能性が高くなります。

「そんなバカな、雰囲気で採点されても・・・。」

との考えも浮かびますが、根拠は明白です。
点差をつける必要があるのに、他に点差をつけるための要因が見当たらないからです。
集団面接では特に顕著に現れる傾向です。

ひげが伸びている

就職試験にひげを剃らずに行く人はいないと思いますが、必ずひげは剃ってください。
消防士にひげを生やした人はいません。
先ほど説明した、前髪の話と同様で、ひげを生やしていると、面体にすき間ができ気密が取れず、空気呼吸器による現場活動ができないからです。
また、公務員としてもひげが生えていることは清潔感がなく、市民に不快感を与えてしまいます。
現役消防士の中には、ひげの永久脱毛をしている職員もいるようです。
というのも、消防士の勤務は24時間です。
普通のサラリーマンでも、1日ひげを剃り忘れるだけで目立ってしまう人も少なくありません。
ひげの濃い人などは、朝起きてひげを剃って出勤したものの、仕事が終わる24時間後までにはひげが伸びてしまうため、勤務途中にひげを剃らなければならないといった人もいるようです。
確かに手間を考えれば、永久脱毛の効果も高いようです。
採用試験時のひげの剃り忘れを防ぐためにも効果的だといえます。
おすすめの永久脱毛はこちらのゴリラクリニック

>>>月3,367 円で始めるヒゲ永久脱毛の「ゴリラ脱毛」

おすすめな理由は次のとおり。

  • 数少ない男性専門の美容クリニック
  • スキンケアやAGA治療などワンストップで相談できる総合美容
  • 男性看護師100%配置
  • 来院は男性患者100%
  • 全国19か所の全国展開

しかし、永久脱毛まではちょっとというのが普通の考えです。
そこで、おすすめの対策は、楽天ランキングシェービング部門第1位のこちら。

濃いヒゲに悩む男たちの声から生まれたヒゲ・ムダ毛撃退ローション!

ひげが伸びている男性は基本的に女性にもてないし、伸び始めの黒いブツブツ感は清潔感がなく老けて見えます、試してみる価値はあるかもしれませんね。

ピアスの穴もチェックしている

このポイントは、価値観の違いが大きく開いてしまうかもしれませんが、やはり男性のピアスというのは面接官側からすれば減点ポイントになります。
面接時の距離感では、ピアスの穴まで確認できるとは限りませんが、最初に言ったように、試験会場では、面接時間だけが試験ではなく、常に言動をチェックされています。
受付時や待機時など、試験官が近距離でピアスの穴をチェックしています。
まだまだピアス=やんちゃなイメージは強く、公務員にはふさわしくないという風潮は大きいものです。
こればっかりは、すでに穴をあけてしまっている人にとってはどうしようもないことですが、ピアスの穴が開いているからといって、必ずしも消防士として不適切だとも言い切れません。
そこで、もしもすでにピアスの穴を開けてしまっている人は、採用試験時はコンシーラーでピアスの穴を隠しましょう。
コンシーラーとはこのようなもので、女性が、目の下のクマや、シミ・そばかすを消すために使う化粧品です。

男性用なので、変に色白にするわけでもなく安心して使えます。
化粧品なので、店舗で買うことは抵抗がありますが、ネットなら周囲の目を気にせず購入できます。
これを、耳たぶに開いたピアスの穴を表と裏から塗って隠せば大丈夫です。
裏側を塗り忘れないようにしてください。

靴が汚れている

消防士の世界では、“器具愛護”という表現があり、物を大事にする風習が強く根付いています。
というのも、消防士のたちが着ている服や、使う資機材というのは、市民の税金で購入したものであり、いわば市民のものです。
つまり市民の物を、消防士たちが借りて使っている状態という解釈になります。
人から借りたものを大事に扱くことは当然です。
そのため、服装や資機材の手入れは当たり前であり、汚れた靴を履いていることは上司や先輩から指導が入ることになります。
このことは、借りた道具をキレイに保つということだけでなく、日ごろから気にかけていることで、異常に気づくという効果もあります。
資機材の中には、命を左右する資機材もあるわけなので、合理的な風習と言えます。
つまり何が言いたいかというと、靴が汚い人物は、消防士にはふさわしくないということです。
減点です。
逆に、靴が艶々(つやつや)のピカピカに磨き上げられていれば、消防に入る前から器具愛護の精神がある子だなと好印象間違いなし。
面接官として採用試験に従事するような消防職員は、勤務年数と階級もそれなりの職員が来ます。
通常業務においても、後輩や部下の育成指導にあたっている職員です。
自然と靴にも目が行くわけです。
靴はしっかり磨き上げてピカピカにしておきましょう。
安物のスプレータイプ固形タイプで悩んだら、間違いなく固形タイプを選んでください。
消防士達は、日ごろから編み上げ靴などを固形タイプのワックスで磨いています。
スプレーでは出せない艶(つや)が固形タイプの特徴です。
このようなWAXであれば、艶(つや)で他の受験生に見劣りする心配はありません。

今まで革靴の手入れなんか、したことがないという人は、セット購入がおススメです。

おどおどしている

この要因も、面接試験では非常に目立つ減点ポイントです。
消防士は、一般市民と接する公務員という面だけでなく、あくまでも安全管理を徹底した上での命がけの現場活動に従事する職種です。
どんな場面でも、それなりの

  • 根性
  • 度胸
  • 毅然(きぜん)とした態度

を必要とします。

「人生のかかった就職試験なのだから緊張しておどおどするのは仕方ないのでは?」

という意見も聞こえてきそうですが、ダメです、その意見は通じません。
なぜなら、消防士の現場活動は、火災現場にせよ救急現場にせよ、緊張の連続だからです。
緊張と対面しているときでも、おどおどすることなく、平常心を保った通常通りの活動を求められます。
つまり、面接試験のような場面でおどおどするような人物は、消防士にはふさわしくないということです。
消防士が、仲間として必要としないだけではありません。
一般市民としても、火災現場でおどおどしている消防士に自分の家を消火してほしいとは思いませんよね。
救急現場でおどおどしている消防士に、応急手当をしてほしいとは思いません。
では、対策は何か?
こればかりは、緊張する場数を踏むしかありません。
消防士になるような人は、部活動に励んできた人がほとんど。
スポーツというのは、試合の時などに緊張を経験しますね。
この緊張経験の繰り返しは、緊張に対する免疫を高めます。
根性や度胸を育ててくれる部活動を頑張ってきた人が身につけることができます。
将来、消防士を目指している学生は部活動を続けてください。
消防士には、何かしらのスポーツをしていた人が多いというのは、よく知れ渡っている事実。
実はこれ逆で、スポーツを頑張ってきた人だから消防士採用試験に合格していると言った方が適切です。
今まで部活動に励んでこなかった人で、緊張するとおどおどしてしまうという人は、面接試験の場をイメージトレーニングして、おどおどしないイメージを繰り返すしかないかもしれません。
ただ、少し酷な話ではありますが、緊張した場面でおどおどしてしまうような人は、そもそも消防士に向いていないという解釈もできます。

声が小さい

消防士の仕事は、大きい声を出す場面が多くあります。
これは、大声選手権で優勝できるかといった意味ではありません。
災害現場はさまざまな騒音が発生しており、ただでさえコミュニケーションが取りにくい。
さらに無線機も多用することから、通常時のやり取りにおいて声が小さいというのは致命的です。
ましてや、消防士を目指しているという意思表示をする採用試験の場です。
元気よく自己アピールをしてもらいたいというのが、面接官としては当然の考え。
そのような状況で、声の小さい受験生がいたらガッカリしますよね。
面接官が、

「点差がつかないなー

と思ってしまえば、

「この子は声が小さくて元気がないから減点しておこう。」

と考えるのは当然です。

【消防士】面接に落ちないための対策9つ【見た目編】のまとめ

面接に落ちないようにする見た目の注意点について9つのポイントを説明しました。
まとめると次のとおりです。

  • 髪型は消防士にいそうな髪型にする
  • 面接時間以外も常に見られているという意識を持ってふるまう
  • 服装は消防士の制服に色合いを寄せる
  • 姿勢を正しだらしないイメージを与えない
  • ひげを剃る
  • ピアスの穴はあけない(あいている場合は隠す)
  • 靴はピカピカの艶々に磨き上げる
  • 緊張する場面でもおどおどしない度胸を示す
  • 声は元気よく話す

消防に特化した面接対策は、一般企業の面接対策とは少し異なる応用技かもしれません。
ですが、何事も基本ができた上での応用だからこそ輝くものです。
まだ、面接試験の基本的なことが理解できていない人には、こちらの公務員試験専用の面接完全攻略法をおススメします。

✔ お買い物忘れはありませんか???
採用試験を知る
スポンサーリンク
スポンサーリンク
TEAM WEBRIDをフォローする
TEAM WEBRID

運営者のTEAM WEBRID(チーム ウェブリッド)(web+hybridからなる造語)は、webの世界と現実世界を組み合わせることを目的に集まったチームです。当サイト「消防士ドットコム」では、TEAMメンバーのコネクションを生かし、多くの現役消防士やOB職員からの情報をもとにレポートしています。そのため、消防に関する記事の信頼性と専門性はどんなサイトにも負けません!(^^)

Instagramやtwitterをフォロー↓↓↓

TEAM WEBRIDをフォローする
消防士になる、を知る、から学ぶための消防士ドットコム

コメント

タイトルとURLをコピーしました